【ONE PIECE考察】ガーリング聖の能力は? エッグヘッド編ラストから紐解く、五老星とイム様の関係性
「もしイム様が五老星に能力を与えているなら、新しく五老星に加入したフィガーランド・ガーリング聖にも能力が与えられる可能性が高いですよね。もしかしたら、すでに与えられているかもしれません。変身能力のモデルは、妖怪やモンスターで括られています。架空の生物であれば、どんな生物でも可能性はあるでしょう。そう考えると、ガーリング聖の変身能力として1番しっくりくるのは、やはり『グリフォン』だと思いますね。グリフォンは鷲の上半身とライオンの下半身を持つ、伝説上の生物です。そして、フィガーランド家と深い関わりを持つと思われるシャンクスの、剣の名称でもあります。性根は天竜人らしく最悪なガーリング聖ですが、その振る舞いからはダークなカッコよさを感じますよね。悔しいですが、カッコいいグリフォンはガーリング聖にぴったりだと思います」
五老星の入れ替わりは、サターン聖とガーリング聖が初めてだったとは限らないだろう。
「ガーリング聖とサターン聖の件から、これまでにも五老星の入れ替わりがあった可能性もありますよね。そうなると、今の五老星で新規加入の可能性があるのはシェパード・十・ピーター聖ではないでしょうか。ピーター聖には要所要所で、世界政府を少し客観的に見ている描写があります。ゴムゴムの実の名前を変えたことについて、ピーター聖は『なぜ「世界政府」は』と発言していました。ニカの能力についても、『ふざけた能力だと聞いている』と言っています。ニカの姿を知っていそうなサターン聖たちとは、明らかにスタンスが違いますよね。例えば200年前の鉄の巨人がマリージョアで暴れた事件で、サターン聖のように責任を背負わされた五老星のメンバーがいた場合。その代わりに五老星の座についたのが、当時神の騎士団で活躍していたシェパード・十・ピーター聖だった、という可能性は十分にあると思います。五老星は不老にもかかわらず、年老いています。もしかしたら、武闘派天竜人である神の騎士団での活躍が、五老星の席に座る必須条件なのかもしれません。そうであるならば、彼らが年老いていることも、体に傷を刻み強者のオーラを纏っていることも頷けますよね」
まさかの入れ替わりシステムの存在が明かされ、読者に驚きを与えた五老星。佇まいを見ると、ガーリング聖も強さは申し分ない様子だ。五老星、そして彼らを支配するイム様は、間違いなくルフィが越えなければいけない高い壁になるだろう。