「冷やし中華? ふざけるな」『美味しんぼ』海原雄山、最も怒らせた伝説のエピソード
東西新聞社 家庭部記者
文化部に「冷やし中華を紙面で取り上げたい」と協力を求めた家庭部の星村るみ子。山岡は冷やし中華を徹底的にけなしていたが、実際に味わうと「可能性を感じた」と態度を変えた。
そんななか、星村は「さかきばらなんとかという食通の人にインタビューの予定がある」と発言し、栗田の提案で同席することに。ここで現れたのが、雄山だった。
山岡と雄山が険悪な雰囲気になるなか、星村が「さかきばらさんですね」と声をかける。さらに「冷やし中華のことを聞きたい」と話すと、「冷やし中華だと? ふざけるな。あんなものは中華ではない」「人を見て物を言え。冷やし中華のことをこの海原雄山に聞くとは失礼千万」と大激怒した。その後、山岡との対決となり、冷やし中華への考え方を改めている。
取材対象者の名前をしっかりと覚えず、名前を間違えられた雄山。激怒するのは、当然といえよう。
なにかと怒ることが憚られる現在で、「おかしいことはおかしい」と断言し、怒りをあらわにすることできる雄山。現代社会に必要な存在かもしれない。