『H×H』『Fate』に『ボーボボ』……元ネタを知れば知るほど面白い『呪術廻戦』のオマージュシーンを分析
最も話題になっていた『ボボボーボ・ボーボボ』のオマージュ
最も話題になっていたのが、ギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』のオマージュだろう。『呪術廻戦』単行本27巻の表紙で描かれている髙羽史彦のポーズは、『ボボボーボ・ボーボボ』の単行本1巻の表紙にそっくり。しかも『ボボボーボ・ボーボボ』1巻の発売日は2001年7月4日で、『呪術廻戦』の27巻は2024年7月4日と、日付まで合っていると話題になった。
他にも、狗巻棘が普段使う「シャケ」という言葉があるが、『ボボボーボ・ボーボボ』の3話に登場するバンドには「シャケ」と連呼する曲を歌っているシーンがある。また『ボボボーボ・ボーボボ』には、伏黒の技「満象」同様に、象を空から落下させる技があるなど、かなりのオマージュが隠されている。
いたるところに他作品のオマージュを盛り込んだ遊び心が散りばめられている『呪術廻戦』。作者である芥見下々自身も、様々な作品に影響を受けていることを公言している。オマージュの元ネタを知って読めば、さらに作品が楽しくなるのではないだろうか。