【推しの子】いよいよ最終話までカウントダウン ルビーとアクア、“兄妹”の絆シーンを振り返る
時には大人も脅迫 オタクとしての阿吽の呼吸がすごすぎる
2人の兄妹エピソードを語る上でもう1つ欠かせないのが、強烈すぎる幼少期のアイ推しだ。そもそもアイの熱狂的ファンだった天童寺さりなと、彼女の影響でアイ推しとなった雨宮吾郎がその子供に転生しているのだから、強烈なドルオタ赤ちゃんになることは必至。コミック版でも2人のアイ推しエピソードはしっかり描かれていた。しかし、アニメーションになったことでさらに衝撃的だったのが、ベビーカーに乗った赤ん坊のアクアとルビーがB小町のライブでオタ芸を打つというシーンだ。
アニメ版でのこのシーンでは、2人横並びで「バブバブバブバブ!」と完璧に揃ったオタ芸を打ち、そのすごさに他の観客からも「乳児とは思えないキレだ!」と声があがる。コミックやアニメでは描かれてはいないが、もしかしたら転生前にもアイのライブ映像を観ながらこのシーンのように2人並んでオタ芸を打っていたのかもしれない。
また、アクアたちのベビーシッターをやらされ不満を持っていた苺プロのミヤコが、不満を爆発させ、アイに隠し子がいる件を暴露しようか、と言い始めた際にも2人で共闘。アクアが「天の使い」と言い出せば、ルビーは「我はアマテラスの化身 貴様らの言う神なるぞ」と、アイを守るため2人でタッグを組んで、最終的に大人を脅迫してしまう。アイを守ることに欠けては、実際の兄妹以上に息ぴったりと言えるだろう。
アイの死を目撃したこと、「アイ推し」という共通点が、実際には血がつながっていない2人を、兄妹以上の絆で強く結びつけいる。そして、転生前も転生後も、「星野アイによって運命を変えられた人」であることが、何より強い2人の絆なのかもしれない。