『呪術廻戦』で最高だった戦いといえば? ファン大絶賛の“ベストバウト”3選
2024年9月30日、シリーズ累計発行部数が1億部を超えた大ヒット漫画『呪術廻戦』が第271話で最終回を迎えた。6年半にわたる連載期間の中では多くのキャラクターが登場し、様々な戦いが描かれてきた。印象に残っているバトルは人それぞれあるだろうが、今回は多くのファンから“ベストバウト”との声が上がるバトルを3つ紹介していこう。
シンプルなバトルの面白さと「名セリフ」にファン大絶賛
ベストバウトとして挙げられるバトルの1つが、死滅回游編での「鹿紫雲VS秤」。秤金次の領域展開「坐殺博徒」は、大当たりを引くとボーナスとしてラウンド中は無制限に呪力が溢れ続ける。また、自身が壊れないように肉体が反射で反転術式を同時におこなうため、まさに不死身状態に。
このチート級の能力を持つ秤に、電気と同質の呪力特性を持つ鹿紫雲一は様々な手段を駆使して対抗。海中で漏出してしまう呪力を利用し、海水を電気分解して塩素ガスを発生させたり、海中で呪力を一気に放出して水蒸気爆発を起こしたり、鹿紫雲は秤を何度も追い込んだが、最終的には秤が勝利した。
この戦いをベストバウトに推す人からは「スピード感がたまらない」「シンプルにバトルとして一番面白い」などの声が。また、呪力をたぎらせて登場した秤に対し、戦闘狂の鹿紫雲が放った「おい あんまワクワクさせんなよ」というセリフや、バトルがクライマックスにさしかかった場面での鹿紫雲の「音量上げろ!! 生前葬だ!!」など、「名セリフが多すぎる!」と秀逸なセリフに高い評価が集まった。
マスコット的存在でもあった漏瑚の最期の戦いとは……
ベストバウトは渋谷事変で描かれた「宿儺VS漏瑚」という声も。両面宿儺を味方に引き入れたい漏瑚が、肉体の主導権を虎杖悠仁から独占することを提案するも宿儺は一蹴。戯れに「俺に一撃でも入れられたら呪霊の下についてやる」と発言し、圧倒的な力をもつ宿儺に漏瑚が挑むという構図となった。
このバトルの前に漏瑚は、一級術師である七海建人・禪院直毘人・禪院真希らの前に登場し、七海と真希を即戦闘不能に追い込み、直毘人を瞬殺するなど力を見せつけている。しかし宿儺との戦いでは、漏瑚の術式である炎の「火力勝負」をもってしても傷一つ与えられないまま敗北。十分な強さをもつ漏瑚がなすすべもなく負けたことで、宿儺の企画外の強さが引き立つ格好となった。
さらにこのバトルで注目されたのが、漏瑚の最期。宿儺から「誇れ、オマエは強い」と言葉をかけられた漏瑚は気付けば涙を流していたのだ。漏瑚はファンからマスコット的な扱いをされる“愛されキャラ”でもあり、この結末には「泣ける」「すごく好き」と感動の声も上がっていた。