『ドラゴンボールDAIMA』鳥山明の意思はどう受け継がれている? コメントから伝わる制作者の熱量
■『ドラゴンボールDAIMA』の主題歌が発表
2024年10月11日よりフジテレビで放送予定の、国民的人気アニメ『ドラゴンボール』シリーズの最新作『ドラゴンボールDAIMA』。このたび、待望の主題歌と本予告映像が解禁され、ネットは大盛り上がりとなっている。
オープニング主題歌は、アメリカのグラミー賞アーティストのゼッド氏が『ドラゴンボールDAIMA』のために森雪之丞氏、C&Kとともに書き下ろした新曲「『ジャカ☆ジャ~ン』ゼッド feat. C&K」に決定した。
作詞を手掛ける森雪之丞は、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」、「限界突破×サバイバー」などこれまでも数々の『ドラゴンボール』の主題歌に関わってきた巨匠ということもあって、ファンの期待も高まっている。
森氏は「『ドラゴンボール』のお陰で、何度も歌詞の限界を突破してきました。けれど強くなった悟空に僕の言葉がどこまでついていけるか、実は密かに脅えていたんです(笑)。でも、さすが、鳥山先生!“戦闘”から“冒険”へと、ちょっとベクトルを変えたDAIMAは、新たなワクワクへ僕達を導いてくれます」とコメントを寄せた。
そして、「何かに傷ついて心が縮んでしまった時、ゼッドとC&Kと一緒に作ったこのファンファーレを口ずさんで、DAIMAの仲間を思い出してください。勇気が、あなたの次の一歩を照らしてくれますように」と、ファンへ熱いメッセージを送った。
ゼット氏は「『ドラゴンボール』のために音楽をプロデュースすることを検討してもらえただけでも自分でも信じられないくらい光栄に思います。小さい頃から作品の大ファンで、まさかそのような作品に携われる日が来るとは思っていませんでした」と、『ドラゴンボール』愛を語った。
C&KのCLIEVYは「何かのドッキリかと思いました。こんな大役、僕らで大丈夫なんだろうか??というのが、正直な感想です!」、KEENは「昔も今も大好きなドラゴンボールのお話が来たときには、胸が熱くなりました!新しいドラゴンボールDAIMAが、子供にも大人にも影響を与える素晴らしい作品になっていくことを楽しみにしています!僕らみたいなアーティストが関われたことを誇りに思います!」と語った。
■小さくなった悟空たちが大活躍
また、新たに予告映像も公開され、キャラクターの声優も発表された。悟空(ミニ)と共に大冒険する界王神(ミニ)役は小林由美子氏、新キャラクターのグロリオ役は内山昂輝氏、パンジ役はファイルーズあい氏に決定した。
『ドラゴンボールDAIMA』は、2023年、米ニューヨークで開催の「ニューヨーク・コミコン」会場で制作が発表され、『ドラゴンボール』40周年記念作品と銘打たれた完全新作アニメ。生前の鳥山明が原作、ストーリー、キャラクターデザインなど多岐にわたって制作に関与している。
今年のアニメの中でも再注目の作品と言えるが、関係者の熱量と気合の入り方が凄まじく、さすがは『ドラゴンボール』という印象を受ける。放映開始日が今から待ち遠しい。
【写真】ドラゴンボールDAIMAのメインビジュアルと本予告映像