『キングダム』ついに登場した李牧の切り札「司馬尚」は何者? “中央”を極端に嫌う実力者に迫る

 そしてついに司馬尚率いる、青歌の全軍が登場。将らの個の武と精錬された青歌軍が、無敗を誇る王翦軍を圧倒していく。

 強力な相手に王翦は、飛信隊という対抗策を用意していたが、李牧の罠に捕まりあえなく戦線を離脱してしまう。王翦の表情に焦りは感じないものの、劣勢となったことは明らかだ。

 対して、司馬尚は王翦を目前にしつつも、敵陣に囲まれた状態。お互いにとってピンチでもチャンスでもある状況から、どういう展開を迎えるのだろうか。

 また、その戦いの最中で青歌軍が口にしたのは「青歌の火」。キングダムファンであれば似たような言葉を聞いたことがあるのではないだろうか。それは、黒羊丘の戦いで秦軍と対峙した紀彗が城主を務める、離眼城の民を指す「離眼の子」。

 過去に離眼の悲劇と呼ばれる、人質との交換を条件に城主を含めた多数の重臣らが処刑された出来事から、結束を強める言葉として作中で度々口にされていた。

 紀彗も自城を守るため表舞台へ出なかったことから、青歌も並々ならぬ事情を抱えているのではないだろうか。今後、青歌と司馬尚の過去をテーマに物語が描かれるか期待が高まる。

 現時点で司馬尚についてわかっていることは、当人や部下、一兵卒すらもとにかく強いということ。甘いルックスと趙随一の武を持つ、人気が急上昇しそうな司馬尚に今後も注目していきたい。

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