アニメ続編決定!『東京卍リベンジャーズ』三天戦争編、“関東卍會”と“東京卍會”の違いを解説

『東京卍リベンジャーズ』“関東卍會”と“東京卍會”の違い

※本稿は『東京卍リベンジャーズ』のネタバレを含みます。

 第4シリーズの制作が決定したアニメ『東京リベンジャーズ』。ヤンキー漫画にタイムリープを掛け合わせた本作では、シリーズによって「東京卍會」のメンバー相関図やストーリーの主軸となるキャラが入れ替わってきた。次の「三天戦争編」では、“無敵のマイキー”こと佐野万次郎が東京卍會を解散させ、天竺の一部メンバーと立ち上げた新チーム関東卍會が物語の主軸となる。本稿では、天竺編から三天戦争編での設定の変化と「関東卍會」について紹介したい。

結婚式に東京卍會主要メンバーが勢揃いの中、明かされるマイキーの闇

 まず、前シリーズ天竺編は、黒川イザナと稀咲鉄太の死亡と天竺の解体後シーンを持って幕を閉じた。三天戦争編は、この天竺解体後数日と、東卍解散の2年後へのタイムリープに関するエピソードだ。

 横浜を拠点にした日本最大規模のチーム天竺を潰した東京卍會は、事実上日本一のチームとなるのだが、天竺編での妹エマの死を経て、武道がタイムリーパーであることを知ったマイキーは、未来を変えるために東京卍會を解散させる決断を下す。「せっかく日本一になれたのに」「東卍が俺のすべてだったのに」といった隊員たちの声もある中、最後の集会で各部の隊長を労いつつ、解散を告げるマイキー。彼の心境は、解散記念のカプセルを埋めた後、武道と二人でバイクに乗ったシーンで語られている。

 彼は、12年後のまた会う日まで東卍のみんなと橘日向を自分が守ると武道に約束し、未来(本作の設定では現代にあたる)に帰るよう言うのだ。その後の現代に戻った後のエピソードで、関東卍會の首領となったマイキーも「いい未来だろ?」「これ以上何を求める?」とタイムリープを意識した発言をしており、東卍解散以降の彼の行動は過去の武道との約束に起因していることが分かる。

 武道が現在に戻ると、パーちんの結婚式に東京卍會メンバーが勢揃いし、武道と日向も近日中に挙式を控えるという、本作のこれまでの流れからは考えられないハッピーストーリーが展開。しかし、「マイキーの所在だけ不明」という不自然な状況に不安感を覚えた彼は、マイキーを救うために再びタイムリープを行う決意をするのだ。

三天戦争編ではタイムリープのトリガーもマイキーに変更! そのナゾが明らかに?

 本シリーズ最大のポイントは、タイムリープのトリガーが、これまでの橘直人ではなくなる点だ。作中、再びタイムリープしようとする武道に対し、直人は“姉·日向が死亡する未来”でなくなった現代を変えたいとは思わない、という趣旨の発言をしており、実際に彼と握手しても過去に戻れないという問題が発生。武道はどうしようもなくなり、現代のマイキーを探し始めるのだ。結果、関東卍會のボスとなったマイキーと対峙、そして直人ではなく彼との握手で過去に飛ぶという変化が起きる。こうした変化は本作全体のタイムリープ設定の謎を解くヒントとも言えるだろう。

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