『ONE PIECE』ビスビスの実 、『ドラゴンボール』太陽拳……一見“ザコ”っぽいのに超有能なバトル漫画の能力
バトル漫画には様々なキャラクターが登場するが、それぞれのキャラたちの個性的な能力も魅力だ。中でも一見弱そうだったり、使い道がなさそうに見える能力が、使い方次第で超有能な能力に化けることもある。そこで今回は、「一見“雑魚”なのに有能なバトル漫画の能力」をいくつか紹介していこう。
ただの目眩しだけど地味に効果的な「太陽拳」
まず最初に紹介するのは、『ドラゴンボール』に登場する「太陽拳」。この技は簡単に言うと、眩しい光を発して目眩しするだけ。サングラス越しなら直視しても問題ない程度の光量で、強そうな技のイメージは無いが、実際には使い所次第でとても効果的な技となる。
例えばサイヤ人編では、大猿化したベジータに対して太陽拳を使い隙を作ることに成功。またフリーザ編では、ナメック星で追いかけてきたドドリアに対し太陽拳で目を眩ませた隙に身を隠すことができた。相手の戦闘力が高い時、相手に隙をつくりたい際にはかなり効果的な技となるだろう。
ちなみに太陽拳は天津飯やクリリンなど、「つるつる頭のキャラが使う技」と勘違いされることが多い。しかし、主人公・孫悟空や他のキャラクターも使用することもあり、頭がつるつるでなくても使用できる。
おなじみの童謡のようなファンシーな能力「ビスビスの実」
『ONE PIECE』に登場するシャーロット・クラッカーの「ビスビスの実」の能力も、内容を聞くだけだととてもファンシーで強そうには思えない。能力の内容は「手を叩くとクラッカーを生み出せる」というもの。まさに「ポケットを叩くとビスケットはふたつ」のフレーズでおなじみの童謡『ふしぎなポケット』のような能力だ。
しかし、そんなイメージとは裏腹にシャーロット・クラッカーは「ビスビスの実」の能力で精巧に組み上げられた「ビスケット兵」を大量に生み出し、作中で戦った主人公・モンキー・D・ルフィたちを苦戦させた。ビスケット兵は倒しても本体には一切ダメージがない上に、手を叩く限り生み出され続けるため、かなり手強い能力と言えるだろう。