乙骨憂太の「模倣」、クロロの「盗賊の極意」……最強クラスが並ぶ漫画の“コピー能力”を考察
“ゴムゴムの実”の力で体がゴムのように伸びる能力など、様々なスキルが登場する少年漫画の世界。多種多様な能力の中でも、最強クラスとして描かれることが多いのがコピーキャラだ。そこで今回は、人気漫画に登場するチート級に強いコピー能力を持つキャラクターを紹介していこう。
五条悟を上回る実力? 乙骨憂太の「模倣」
コピー能力持ちのキャラの中でも特に人気なのが、『呪術廻戦』に登場する乙骨憂太だ。乙骨は自他共に認める最強呪術師・五条悟に「僕に並ぶ術師になる」と言わしめたほどの実力者で、実は五条悟の親戚でもあるという人物。
他人の術式を自分のものにできる「模倣(コピー)」という能力を持ち、作中では狗巻棘の「呪言」や“史上最強の呪いの王”と呼ばれる両面宿儺の術式「捌」など、かなり強い相手の呪術までコピーしている。
また乙骨は五条悟を上回る呪力量を持っていたり、極めて難しく使い手も少ないとされる「反転術式」や「領域展開」が使えるなど、コピー以外のスペックもかなり高い。作中でも最強クラスのキャラといってまず間違いないだろう。
“他人の能力を盗む”幻影旅団の団長・クロロ
『HUNTER×HUNTER』に登場する幻影旅団の団長・クロロ=ルシルフルも「盗賊の極意(スキルハンター)」というコピー能力の持ち主。しかも「盗賊の極意」は他人の念能力を“盗む”ことができるため、相手はその能力を使えなくなるという反則級の能力。クロロの強さは凄まじく、かなり強いと思われる暗殺一家ゾルディック家の当主・シルバとその父・ゼノと2対1の戦いになった時も生き延びているほど。
また「盗賊の極意」の弱点であった、能力を発動する時に能力を閉じ込めた本を開いておかなくてはいけなかった点も、「栞のテーマ(ダブルフェイス)」を会得することで解決。本にしおりを挟むことで本を閉じた状態でも能力が使えるようになり、作中でも圧倒的な強さと人気を誇るヒソカにも勝利している。