『ジョジョ』カーズ、『るろ剣』志々雄、『BLEACH』は誰?……強すぎて読者を絶望させた漫画のラスボスたち
ラスボスよりもラスボスな最強すぎる志々雄真実
ラスボスなのかは議論があるところだが、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の志々雄真実もあまりに強すぎるため、京都編のラスボスということで挙げておきたい。志々雄は人斬り抜刀斎の後を継いで幕府の要人を暗殺していた剣士だが、肉弾戦にもめっぽう強く、相楽左之助のパンチを全くものともしなかった。それどころかパンチで反撃して左之助をKOする場面には、多くの読者がショックを受けたことだろう。また斎藤一も軽く倒すなど、主要キャラを次々撃破する姿が最強感を高めていた。
体温が上がり続けるという特異体質で、最終的に発火して自滅するという最後を迎えた志々雄。主人公・緋村剣心が直接勝利したわけではないので、結局最後まで格を保ち続けた。そのため、登場順では本作のラスボスという扱いになる雪代縁よりも、志々雄の方が強いという声も根強くあがっているようだ。
物語のフィナーレを締めくくるラスボスとの戦いはどの作品でも熱いものだが、今回紹介したラスボスたちのように強すぎて心配になってしまう漫画も少なくない。最強すぎるラスボスに絶望感を味わいながら、どう倒していくのかを見守るのも漫画の楽しみ方のひとつだろう。