『ヒロアカ』意外な勝ち方や活用法も? ビギナーに向けて1年A組の一癖アリな“個性”を紹介

 TVアニメ7期の放送に加え、8月にはアニメ劇場版の第4作目の公開も決定している『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)。熱量の高いファンが多い一方で、この機会に本作に入門したいという人も少なくないだろう。

 『ヒロアカ』の大きな魅力といえば、各キャラクターの固有の能力=個性を使ったバトルシーンだ。本稿では中でも、麗日お茶子の“無重力(ゼログラビティ)”、蛙吹梅雨の“蛙”、八百万百の“創造”など、攻撃型の個性とは一味違うユニークかつ戦闘以外でも重宝しそうな、目を惹く個性をピックアップして紹介したい。

人も物も何でも浮かせてしまう麗日お茶子の“無重力”

 最初に紹介するのはコミック第3話、雄英校ヒーロー科の実技試験で出会うクラスメイト麗日お茶子の“無重力”だ。お茶子は明るく裏表のない性格で、入学試験会場に向かう緑谷出久(みどりやいずく)と出会い、その後の10分間の模擬市街地演習で出久に窮地を救われる。そして、彼女が出久が演習中に自分を助けその結果時間をロスしたことを学校に報告したことから、ヒーローとしての素質を認められ入学を許されたのだ。

 お茶子の個性“無重力”は、指先にある肉球で触れたものを無重力状態にする能力だ。第3話の最初の出会いでは、試験会場へ急ぐ出久が転びそうになったところ、お茶子が彼を宙に浮かせて転ぶのを阻止して「転んじゃったら縁起悪いもんね」と声をかけている。

 お茶子の個性は、出久や爆豪勝己などのように対象物をとにかく粉々にしたり破壊したりするタイプの攻撃型個性とは異なり、物体を浮かせたり、浮いた状態を解除したりすることも可能だ。そのため、岩や瓦礫などを浮かせて落として攻撃したり、逆に戦闘の邪魔になる障害物があれば浮かせて移動させたりも自由自在。工夫次第で様々な攻撃方法が可能なのが魅力だ。

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