『ドラゴンボール』サウジアラビアにテーマパーク誕生の衝撃 日本のIP戦略は国内に目を向けるべきなのか?

『ドラゴンボール』サウジにテーマパーク 

■『ドラゴンボール』のテーマパーク誕生の衝撃

  サウジアラビアに『ドラゴンボール』のテーマパークが誕生すると発表された。言うまでもなく『ドラゴンボール』の世界初のテーマパークとなり、作中に登場するカメハウスやカプセルコーポレーションなどの建築が再現され、中央にはシンボルとして全高約70mの“神龍”が置かれるのだという。

  このニュースが報じられた途端、ネットは大盛り上がりになった。「行ってみたい」「夢がある」という肯定的な声が圧倒的に多かったが、一部のファンの間からは「なぜ日本にできないのか…」という落胆の声が上がった。「日本はもうテーマパークを建設する余力がないのかもしれない」という分析も見られた。

   しかし、日本ではカジノを建設しようという動きもあるのだから、結局のところ、予算はどうにでもなるのではないか。もし、日本に『ドラゴンボール』のテーマパークができたら、富裕層の娯楽であるカジノとは異なり、子どもも大人も世代を超えて誰もが心から楽しめる施設になるだろう。日本のコンテンツのパワーを最大限に発揮できる施設になり、世界中から観光客を呼ぶことができそうだ。「東京ディズニーリゾート」に比肩する集客力をもつ、テーマパークになり得る可能性を秘めている。周辺の施設への経済効果も計り知れないものになるに違いない。

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