完結後の今なお続く『ハイキュー!!』熱……ファンが熱望する「見たかった試合」といえば?

描かれなかったあの試合が見たい

 さらには「見たかった試合」として、「2年時IHの烏野対伊達工業が気になる」「てか普通に2・3年生も見たかったな」と、本編中ではさらっと流されてしまった試合に言及する声も少なくない。本作は主人公の日向が1年生で臨む春高までがストーリーの中心。2・3年生での試合は詳しく語られないが、2年生のインターハイ県予選では決勝で伊達工業と対戦し敗れている。

 日向が1年生のときの伊達工業戦では様々な名シーンが生まれた。「鉄壁」と評される伊達工業のブロックにトラウマを抱えていた烏野高校エースの東峰旭が、トラウマを克服して勝利したシーン。またチームメイトへ苛立ちを見せる影山に、日向が「新・コート上の王様誕生だ」と話し、影山が吹っ切れて成長を見せるシーンもあった。

 描かれなかった2年生での伊達工業戦もきっと熱い戦いだったはず。そこまでのストーリーを知るファンだからこそ「見たかった」という思いも大きくなるのではないだろうか。

 一方で「見たかったを言い出せばきりがないけど、まじで100点の終わり方だった」と、最終回のストーリーに関して絶賛の声も上がっている。かつてのライバルたちがオリンピックで日本代表として共に戦う姿、さらに世界の舞台で日向と影山が対戦する姿には、「親心」のような思いを抱いたファンも少なくなかったようだ。

 また、本作は2022年に10周年記念の読み切りとしてプロになった選手たちのスペシャルマッチが描かれている。今後も新たなストーリーが生まれる可能性も十分あるだろう。いつか「見たかった試合」を見る夢が叶う日が来るかもしれない。

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