『代償』『悪寒』伊岡瞬の最新作、長編ミステリ『水脈』発売 刑事コンビが暗渠に漂う遺体の謎に迫る
『代償』と『悪寒』で啓文堂書店文庫大賞を受賞した伊岡瞬の最新作『水脈』が2月2日に徳間書店より発売される。
【写真】「豪雨で流されてきた遺体。それは殺人事件の始まりだった。」
13万部突破『痣』の続編である本作では、前作の名コンビが復活。宮下刑事&真壁刑事が欺瞞の闇に迫る警察ミステリだ。
神田川の護岸に設けられた排水口から、遺体が発見された。台風の雨で増水した影響で、遺体は地下水路の「暗渠」を通って流れ着いたようだ。死後数日経過しており、猛暑で一部は腐敗も始まっていた。和泉署に合同捜査本部が立てられ、宮下は久しぶりに真壁と組むことになるのだが、そこには“お客様”も加わることになった。暗渠に妙に詳しいその客は謎に包まれていた――。
■著者コメント
真壁、宮下という〝無茶〟な刑事コンビが初登場した作品が『痣』(徳間文庫)でした。その後、この2人に人気が出て、わたしの作としてはめずらしくキャラがひとり歩きし、版元をまたいであちこちの作品に登場することとなりました。(少しでも顔を出している作品の総部数は80万部を超えます)
あの二人組が、本作『水脈』で、堂々〝主役〟として戻ってきます。そして、シリーズものを書かないわたしとしては、初の「続編」チャレンジになります。
今回は、エリート血統の帰国子女という「お荷物」のお守りをしながら、未知の闇に挑みます。事件を解決するのか、ぶち壊すのか。最後まで流れゆく先がわからない『水脈』をご堪能いただければと思います。
――伊岡瞬
■書誌情報
タイトル:水脈
著者:伊岡瞬
定価:2090円(税込)
判型:四六判上製
ページ数:360ページ
発売:2024年2月2日(金)
ISBN:978-4-19-865765-9
【徳間書店】https://www.tokuma.jp/book/b641108.html
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4198657653