【追悼】エスパー伊東はかくも愛された芸人だったーー多芸多才、漫画家アシスタントや画家の一面も
こうしたブームにおされる形で、1995年には書籍『超人マニュアル』を刊行したエスパーだったが、2000年代に入ると、その姿をテレビで見る機会が少なくなってしまった。しかし、しっかりとエスパーは稼いでいたのである。それは結婚式の余興の仕事だ。結婚式にお笑い芸人が出演してくれるサービスで、エスパーは大人気であり、なかなかの高収入を得ていたとされる。
こうして振り返ってみると、エスパー伊東は幅広い分野に才能を発揮したまさに多芸多才な人物だったとわかる。今回のエスパーの死の知らせは、元お笑いタレントの長井秀和によって報告された。その後、漫画家の曽山一寿など、多くの著名人がSNS上で追悼のコメントを寄せたことからも、その芸がいかに愛されていたのかがよくわかる。