新顔続々! アニメ『葬送のフリーレン』一級魔法使い試験編で注目すべきキャラクターを徹底解説
2024年1月より第2クールの放送が開始され、ますます注目を集めるアニメ『葬送のフリーレン』。新章では、原作コミックス4巻〜7巻に収録された初の長編「第一級魔法使い試験編」が描かれる。フリーレン一行の冒険が描かれた今までとは打って変わり、新キャラクターの登場やバトルアクション要素が盛り込まれる。
新キャラクターの中には、後のストーリーに大きく関わる人物も登場してくるため、事前に人となりを押さえておきたい。そこで本稿では、「第一級魔法使い試験編」で注目すべきキャラクターをピックアップしていく。
ミステリアスな雰囲気を醸し出す魔法使い ユーベル
まず注目したいのは、三級魔法使いのユーベル。小柄で幼い印象を持つが、大陸魔法協会の間では”試験官殺し”で知られる問題児でもある。初登場時には、エルフのクラフトに出会って間もなく「人殺しの目をしている」と指摘されるほどで、実際に殺人への抵抗はない様子。一方で、一次試験でパーティーを組んだフェルンと楽しくおしゃべりしたり、あまり人と関わらないラントを気にしたりなど、人付き合いが得意なキャラクターとしても描かれている。
彼女が得意とする魔法は「大体なんでも切る魔法」(レイルザイデン)。自分が切れると思ったものは切れるし、切れないと思ったものはまったく切れない感覚型の魔法だ。この威力は、鉄壁の防御を身にまとった魔法使いをうっかり両断してしまうほど。葬送のフリーレンの世界において「魔法はイメージの世界」と定義されており、彼女ほどイメージに特化した魔法使いは現時点ではいない。そんな屈指の殺傷能力を誇る彼女が、本エピソードで暗躍していくことは間違いないだろう。
注目の実力者? 権力争いを勝ち抜いた宮廷魔法使い デンケン
次に注目したいのが、宮廷魔法使いのデンケンだ。受験者の中では一番高齢(フリーレンを除く)であり、ヒンメル一行の活躍をよく知る人物でもある。ほとんどの試験者がどんな魔法でも貰える"特権"を理由に参加しているが、彼は「魔法は探し求めている時が一番楽しい」と一切興味がない。この考えは、変な魔法集めを趣味とするフリーレンと共通するところでもある。
彼が使う魔法は「竜巻を起こす魔法」(ヴアルドゴーゼ)、「風を業火に変える魔法」(ダオスドルグ)など攻撃的なものが多く、その実力は試験官に一級魔法使いと比べても遜色がないといわしめるほど。その強さから今では国をも動かせる地位にいるが、魔力がつきれば殴り合い、同じパーティーのラオフェンを孫のように可愛がるという意外な一面も見せている。確かな実力と判断力、そして協調性をもあわせもつ彼は、きっと参加者を引っ張っていく存在になるだろう。