次回『さんま御殿』出演の「国民的漫画家」とは? 新世代のヒットメーカーからレジェンドまで、代表作と見どころを解説

 次回の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系/1月23日20時より放送予定)のテーマが、「国民的漫画家&漫画で人生を学んだ有名人」と発表された。

 番組公式サイトによれば、出演する漫画家はかっぴー、小山宙哉、ゆでたまご・嶋田隆司、鳥飼茜、のむらしんぼ、福本伸行(五十音順)と豪華なラインナップだ。漫画ファンが一体になって楽しみたいところだが、新旧スターが揃っているため年代によっては馴染みのない作家もいるかもしれない……ということで、出演者を解説しておきたい。

 かっぴーは広告業界出身の気鋭の漫画家で、アートと広告という領域をリアルかつ衝撃的に描いた『左ききのエレン』で知られる。次世代のヒットメーカーとして注目を集めており、切れ味鋭いトークにも期待がかかる。名前を聞いたことがない、という漫画のオールドファンもチェックしておきたいところだ。

 小山宙哉は漫画、アニメ、映画からゲームまで、マルチメディアで大ヒットを記録している『宇宙兄弟』の作者だ。宇宙というロマン、切実な人間ドラマ、それでいていつでも楽しく読めるコメディ要素もあり、宇宙開発の現場にいる人々からも「リアルだ」と評判の本作。本人はラジオDJの経験もあり、どんなトークが展開されるのか楽しみだ。

 ゆでたまご・嶋田隆司は、ご存じ『キン肉マン』の原作者だ。2024年は32年ぶり(シリーズとしては18年ぶり)の新作アニメ「完璧超人始祖編」の放送が決定しており、関連の話題も尽きない『キン肉マン』。作者はSNSを積極的に活用してファンと交流するサービス精神旺盛な人柄で、番組も盛り上げてくれそうだ。

 鳥飼茜は『先生の白い嘘』『サターンリターン』をはじめ、痛みを伴うリアルな作品で各方面から高い評価を受けてきた。手描きにこだわる作家としても知られ、制作についてのエピソードも豊富だろう。ちなみに、元夫はこちらもカルト的な人気を誇る浅野いにおで、交友関係も気になるところだ。

 のむらしんぼは『とどろけ!一番』や『つるピカハゲ丸』など、児童漫画を数多く手掛けてきたレジェンドだ。スランプによる借金生活や家族崩壊……という波瀾万丈の人生も度々メディアを賑わせており、漫画家という仕事の酸いも甘いも噛み分けた氏ならではのエピソードが聞かれることだろう。

 そして福本伸行は、『カイジ』シリーズや『アカギ ~闇に降り立った天才~』など、ギャンブル/麻雀をテーマにした作品を中心に、ひりつく心理描写で人間の本質に迫る人気作家。熱い言葉にも定評があり、他の出演者が言い淀むようなストレートな発言にも期待したいとこだ。

 作風も年齢もキャリアもそれぞれの人気作家たちは「漫画に人生を学んだ」という有名人たちに何を語るのか。放送を楽しみにしたい。

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