藤田和日郎「おれの『月虹』!」 BUMP OF CHICKENによるアニメ『からくりサーカス』主題歌への愛が爆発

藤田和日郎、アニメ『からくりサーカス』主題歌への愛

 1月10日、人気バンド・BUMP OF CHICKEN のオフィシャルアプリ「be there」にて、2019年に開催されたツアー「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」より、「月虹」のライブ映像が公開された。これに対して、漫画家の藤田和日郎氏が自身のXで、「おれの『月虹』!」と楽曲への愛を爆発させている。

 「月虹」は2018年10月から放送されたアニメ『からくりサーカス』の第1期OP主題歌として書き下ろされた楽曲だ。『からくりサーカス』は藤田氏の代表作のひとつに挙げられる人気作で、BUMP OF CHICKENのメンバーは同作や『うしおととら』の話題でことあるごとに盛り上がっており、10代のころの自分たちに(アニメ版主題歌を担当することになったと)聞かせてあげたい、という趣旨のコメントを発表していた。ラジオ等でメンバーのトークを聞いてきたファンには、これが社交辞令でないことがすぐにわかっただろう。

TVアニメ『からくりサーカス』第2弾アニメーションPV

 歌詞と作品の関連性に関する考察はこちらでは控えるが、深い悲しみや喪失感、それ以上の熱い思いが心に残る『からくりサーカス』と見事に響きあう楽曲で、すぐにファンのお気に入りに。異例のことだが、最終クールとなるアニメ第3期のエンディングテーマに再び起用されており、藤田氏が「おれの『月虹』!」と興奮するのも頷ける。

 今回映像が公開されたライブにも足を運んだ藤田氏は、BUMP OF CHICKENメンバーの演奏についてのコメントを紹介。また、藤原基央からは「すべて『月虹』に入れました!スペースシャトルが登って行くトコロ感動しました」という言葉があったことを明かし、懐かしんでいる。

 もともと作品を応援していたアーティストがアニメ主題歌を担当したり、ファンを公言していた俳優が実写版で演じたり、という例は少なくないが、これほど相思相愛で、かつ相乗的にお互いの作品の魅力を高めるコラボレーションは珍しい。この機会にあらためて、『からくりサーカス』と「月虹」(※アルバム『aurora arc』に収録)を併せて楽しんでみてはいかがだろう。

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