『代紋TAKE2』渡辺潤、ナウシカから『ハイキュー!!』潔子まで“母性を感じる”ヒロインを描く
人気漫画家の渡辺潤氏が1月4日、自身のX(@Junwatanabe1968)を更新。「ヒロインの母性や癒しに救われる時が、オッさんになった今でもある」として、アニメ作品のヒロインたちを描いたイラストを公開した。どれも惚れ惚れする、美しい仕上がりだ。
ヒロインの母性や癒しに救われる時が、オッさんになった今でもある。 pic.twitter.com/gWKyJA4CUK
— 渡辺 潤 (@Junwatanabe1968) January 4, 2024
渡辺氏の代表作は『代紋TAKE2』や『ゴールデン・ガイ』など、“男くさい”任侠もの/バイオレンスアクションだ。漫画・アニメ・ゲームの可憐なヒロインとは縁遠い作風に思えるが、SNSでは以前からハイクオリティな美少女イラストを公開し、ファンの喝采を浴びてきた。直近では『SPY×FAMILY』のアーニャから『チェンソーマン』の姫野まで、それぞれに魅力的だがタイプの全く違うヒロインを見事に描き分けている。
そして今回のポストでは、「母性を感じる/癒されるヒロイン」として4作品が公開。『サイボーグ009』の003(フランソワーズ)、『風の谷のナウシカ』のナウシカ、『ハイキュー!!』の清水潔子、そして『艦隊これくしょん』の金剛と、幅広いラインナップだ。原作ファンも唸らされる仕上がりで、かつ漫画家目線で各キャラクターの魅力を細やかに解説している。
例えば、“国民的ヒロイン”と言えるナウシカについては、幼さと母性が共存するビジュアル的なポイントを解説。『ハイキュー!!』の潔子については印象的なホクロに注目し、「キャラにホクロを付ける理由の一つに『過去や未来の姿を描く際、同一人物であることを迷わせない』があると思う」と、テクニカルな視点も投げかけている。こうした細やかな観察眼が、普段の作風と大きなギャップのあるヒロインたちを見事に描かせているのだろう。
人気漫画家がヒット作のヒロインを描き、さらにその魅力を解説するという漫画ファン垂涎の取り組み。“ヒロインの専門家”として認知されつつある渡辺氏のXをフォローし、次なる作品を楽しみにしよう。