右膝手術の『キン肉マン』嶋田隆司氏に友情パワー集まる 原稿と“格闘”し続けてきた日々にリスペクト

『キン肉マン』嶋田隆司氏が療養へ

 人気漫画『キン肉マン』を手がけるゆでたまごの嶋田隆司氏が10月15日、変形性膝関節症の手術を行うことに伴い、休載期間に入ることを発表した。

 嶋田氏は以前から積極的にX(旧Twitter)を活用しており、ファンに向けた発信を続けてきた。作品の情報やファンの質問への回答など、楽しい内容のポストが多かったが、最近では、以前から問題を抱えていた膝の状況が悪化していることが伝えられ、これに対してファンアートつきの応援メッセージが集まるなど、あたたかな交流が行われていた。

 手(腕)や腰ではなく、膝の痛みが漫画家業にどのように影響するのか。嶋田氏はXにて「超人プロレスマンガを描いている身には、毎回自分が闘う気持ちが入り込んでいないとうまく描けない。だからこの右膝痛は良い作品描くのに影響は大だ」と語っており、文字通り原稿と“格闘”する日々が、熱量の高い作品を生み出してきたことがわかる。

 嶋田氏のポストには、「ゆっくりと療養し、万全の体調で戻ってきてほしい」という趣旨のコメントが多く寄せられており、ファンや漫画家仲間の“友情パワー”が集まっている状況だ。連載の代わりに掲載されたスピンオフ作品について「面白かった」というコメントも多く、嶋田氏に安心して療養してほしい、というファンの思いが伝わってくる。

 2024年にはファンが待望した『キン肉マン』 の新作アニメ「完璧超人始祖編」の放送も控え、同作が大きく盛り上がることが予想される。そこに元気な嶋田氏の姿がなければ始まらず、無事の回復を祈りたいところだ。

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