『ぼっち・ざ・ろっく!』はまじあき、アニメ化1周年のお祝いイラスト投稿で大きな反響

『ぼっち・ざ・ろっく!』アニメ化1周年

  昨年のTVアニメ界隈の話題を席巻した『ぼっち・ざ・ろっく!』の原作者、はまじあきが10月8日にXを更新。「ぼざろアニメ1周年! これからも応援よろしくお願いします」というコメントとともに、ぼっちちゃんら結束バンドのメンバーを描いたイラストをポスト。現在、8万をこえる「いいね」がついている。

  はまじあきのポストには多くのファンが反応し、「アニメ化1周年おめでとうございます」「ぼざろに出会ってなかったら、ギターを始めていなかった」「素晴らしいイラストをありがとうございます」などのコメントが寄せられていたが、多く見られたのが、『ぼっち・ざ・ろっく!』に出会って楽器を始めた&またやりはじめたというコメントであった。漫画がリアルにも大きな影響を与えているのだ。

 『ぼっち・ざ・ろっく!』はテレビアニメが放送されると、その映像のクオリティの高さ、そして楽曲のクオリティの高さ、何よりストーリーの面白さなど様々な要素が評価され、気づけば2022年のSNSでもっとも盛り上がったアニメコンテンツのひとつとなった。放送が始まる前から評判が高かった原作だが、まさかこれほどのヒットになるとは、ファンも予想していなかったに違いない。

  アニメが終了してからも、その勢いは衰えていない。2024年春には劇場総集編が上映されることも決定している。また、楽器メーカーやファッションブランドなどと筆頭に、大手企業などとのコラボも続々決定。どんどんグッズがリリースされ、『ぼっち・ざ・ろっく!』は今後も目が離せない要注目コンテンツである。

  さて、多くのファンが期待しているアニメ2期は、1期の続編になることは間違いないが、改めて漫画の魅力をおさらいしておきたい。ご存じの人も多いかもしれないが、はまじあきはもともと少女漫画雑誌「ちゃお」で作品を発表していた少女漫画家であった。繊細な表現が多い少女漫画を経験しているためか、キャラクターの心情の描写が非常に上手い漫画家である。そして、結束バンドのライブのシーンは、まるでコマの中から音楽が聞こえてきそうなほど迫力がある。

 「きらら」は萌え系の4コマ漫画雑誌のイメージをもつ人が多いが、近年はそうした枠を超えたヒット作が生まれている。『ぼっち・ざ・ろっく!』もそんな作品の一つだが、当初はぼっちちゃんの陰キャぶりが強調されたギャグ漫画だったのだが、気づけば本格的な青春漫画、音楽漫画になっている、そのギャップも魅力の一つだろう。アニメの2期でもギャグあり、成長物語あり、ライブシーンありで、いずれも丁寧に描かれることは間違いないだろう。続報に注目したい。

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