「少年ジャンプ+」の“公式切り抜き機能”に漫画家も続々反応 ファンレターからアオリまで、広がる可能性

 人気漫画アプリ「少年ジャンプ+」のブラウザ版(スマホのみ)に、無料で利用できる画期的な新機能「切り抜きジャンプ+」が追加された。これに多くの漫画家が反応している。

 「切り抜きジャンプ+」は、「少年ジャンプ+」に掲載されている作品(※対象外の作品やページあり)から、好きなシーンを切り抜き、作品へのリンク付きでX(旧ツイッター)に投稿できるというもの。その際に、スタンプや文字による装飾が可能で、切り抜き画像経由で閲覧された作品/エピソードのランキングも実装。さまざまな漫画のコマが無許可で切り取られ、ネタバレされたり、ミーム的に消費されることも少なくなかったなかで、ネットユーザーからの注目度も高い。

 アニメ化で大ブレイクを果たした『【推しの子】』で作画を担当する横槍メンゴは、「切り抜きジャンププラス、これ推しの子もちらほらあってうれしい!」とよろこびつつ、「けどRTするとなんかランキングに影響?とかありそうで微妙かなとおもってがまん!遊んでくれてありがとう」とコメント。自発的に作品を拡散するファンに感謝しながら、作家自身がそれを取り上げることで上記のランキングに影響が出ないよう配慮していた。

 実際、最初期のランキングは『正反対な君と僕』の作者・阿賀沢紅茶が「切り抜きテスト」としてポストした、同作第3話の切り抜きが席巻。漫画家自身が最新話からコマを切り抜き、掲載の告知することはこれまでも多かったが、今後は「切り抜きジャンプ+」という機能を使い、うまくバズらせてランキングから新規読者を獲得する……という手法が有効になるかもしれない。

 また、「ジャンプ」では『アイシールド21』や『Dr.STONE』というヒット作を持ち、現在は「ビッグコミックスペリオール」で『トリリオンゲーム』の原作を手がける稲垣理一郎は、「切り抜きジャンプって新機能使ってみた」として、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』第34話の1シーンを切り抜いてポスト。洞窟などで暗闇を照らす「レミーラ」という呪文が使用されたシーンに対して、「ドラクエ1でしか見ないやつ!!」という言葉を“アオリ”風に追加するユーモラスな内容で、同作を手がける芝田優作から感謝のコメントも寄せられた。このように、特定のコマやシーンへのツッコミでバズを起こす作品も増えていきそうだ。

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