テリー・ファンク死去、自著に遺したプロレスファンへのメッセージ「8月の風に秋の訪れを感じたら、それはオレだと思ってくれ」

テリー・ファンク名著に遺したメッセージ

 “テキサスの荒馬”テリー・ファンクが死んだ。アメリカのプロレス団体である『WWE』が8月23日に発表。享年79歳だった。

 テリーは、 1970年代から80年代前半にかけて日本プロレス~全日f本プロレスのマットにあがり、一時代を築いたレジェンドプロレスラーだ。多くのファンの記憶に残っているのは、兄ドリー・ファンク・ジュニアと弟テリー・ファンクのタッグチーム「ザ・ファンクス」の姿ではないだろうか。

  日本プロレス時代は、1971年にジャイアント馬場&アントニオ猪木組のBI砲を破りインターナショナル・タッグ王座を獲得。1972年、ジャイアント馬場が旗揚げした全日本プロレスでは、団体の看板レスラーとして活躍した。

  特に、マスカラス・ブラザーズ組、スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ組など、豪華なメンバーが来日した全日本プロレスの名物シリーズ「世界最強タッグ決定リーグ戦」では、熱狂的にファンから支持された。入場曲「スピニングトーホールド」が会場に鳴り響き、2人のイラストが彫られたラッキーコインを投げながら登場してくるザ・ファンクスにキッズたちは酔いしれ、我先にそのコインを手に入れようとした。

 そんなテリー・ファンクのことをよく知るために最適な1冊の本がある。『さよなら日本の友達! オレは……アマリロの熱き風になる』(G.S.Books)だ。

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