『ONE PIECE』頭蓋骨、洋服、飛行船……ひとつなぎの大秘宝=ワンピースの正体は?
さまざまな伏線を回収しながら、結末に向かって盛り上がりをみせる『ONE PIECE』。多くの読者が気になっている謎のひとつが、「“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”の正体」ではないだろうか。そこで今回は、どのようなものがワンピースの正体だと予想されているのかをおさらいしていこう。
ワンピースには実体がある!
大前提として、ワンピースは実体があるものだと明かされている。作者の尾田栄一郎は2019年に放送された『ホンマでっか!?TV SP』で「(形のないものを手に入れる)『オズの魔法使い』のオチが不満だった」「宝をくれと思った」と語っており、そのためワンピースが形のない何かだという結末はないのだそう。
ではワンピースとはいったい何なのか。ネット上ではさまざまな説が予想されているが、まず紹介するのは“笑っているジョイボーイの頭蓋骨説”。ジョイボーイは「空白の100年」の間に実在し、ワンピースを遺したであろう人物だ。
頭蓋骨つまりドクロが海賊のシンボルであることや、作中で海賊たちが歌う「ビンクスの酒」の「どうせ誰でも いつかはホネよ」という歌詞が予想の理由。またDの一族は死に際に笑うという共通点があると言われているため、Dの一族だと予想されるジョイボーイも笑ったまま死んだ可能性が。ワンピースを前にしたロジャー海賊団が「涙が出る程笑った」ことから、“笑える”ものであることも「笑っているドクロ」説を後押ししているよう。
一見ダジャレのようだが、「女性用の衣服のワンピース」という説もある。「イムが保管している巨大な麦わら帽子」「人魚姫・しらほしのように身体の大きな女性がいる世界である」ことなどから、ジョイボーイが身体の大きな人魚姫に贈るために用意したのではないかという意見が。これには読者からも「確かにバカでかいワンピース(服)があったら、ロジャーも笑っちゃうよな」「服のワンピースもひとつなぎだし、ネタ考察だと思ってたけど意外とありそう」と納得の声が上がっていた。