【漫画】顔出しNGの歌い手と、そのファンが偶然出会って……揺れる心情が伝わるロマンス『ゆきが溶けてはなが咲く』が尊い
アーティストもひとりの人間なのだという、当たり前のことを忘れてしまうことがある。表現者とファン、それぞれの心情を細やかに表現し、ロマンスに昇華したのが、6月14日にTwitter上で公開された漫画『ゆきが溶けてはなが咲く』だ。
顔出しNGの歌い手「ino」として活動する維乃と、その歌に魅了されたネイリストの千依。ひょんなことから知り合った二人は互いに惹かれ合い、身体を重ねながら、曖昧な関係を続けていく。お互いにもう一歩が踏み出せないなかで、千依は不意に「inoが“顔出し”をする」という話を聞き、心が乱れることを自覚するがーー。
本作を手掛けたのは、「描きたいもの」にフォーカスして創作を続けている斑瀬うずさん(@m_uz_)。モノローグのセリフ選びが秀逸な本作を描くうえで意識したことなど、じっくり話を聞いた。(望月悠木)