シルクロードが横断するユーラシア大陸の魅力溢れる装飾文化とは? 書籍で深遠な世界を知る

「装飾と文様シリーズ」最新刊

 『アジア・中東の装飾と文様』と題する書籍がパイ インターナショナルより5月19日(金)に刊行される。長安からはるか西のローマまで、シルクロードが横断するユーラシア大陸では、中国、ペルシア、イスラム、インドなど、独自の文化をもつさまざまな国々が、互いに交流し、影響を与え合いながら、それぞれに深遠な文化を形成してきた。

 考古学の発達により、19世紀の後半には、エジプト、ギリシア、オリエント、中国、日本などの美術が1つのパースペクティブにまとめられ、<美術史>として1つの歴史の中に関連づけられて考えられるようになり、シルクロードという文明の道の再発見によって、世界の文明、美術のつながりが見えてきた。

 そして<文様>という物の形、デザイン、記号が、文明と文明をつなぐキーワード、原型、記号、象徴、形態の言語として注目されるようになる。旅をしながら変容してきたアジア・中東地域の装飾文化の歴史を豊富なビジュアルで紐解きながら、ドラマティックなユーラシア大陸の世界史を目で見ることのできる貴重な書籍となっている。

■書籍概要
書名:『アジア・中東の装飾と文様』
https://pie.co.jp/book/i/5542/
仕様:A5判(210×148mm)/ソフトカバー/416ページ(Full Color)
定価:本体2,800円+税
ISBN:978-4-7562-5542-6 C0071
発売日:2023年5月19日
著者:海野弘
発行元:パイ インターナショナル

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