【漫画】笑顔を作る女の子と怒りっぽい女の子、なぜ惹かれ合う? 尊いが止まらないSNS漫画が話題

家庭環境まで掘り下げる

――『笑顔を作る癖のある女の子と怒りっぽい女の子の話』を制作しようと考えた経緯から聞かせてください。

たりほ:本作は『コルクラボマンガ専科』というオンラインの漫画講座の卒業制作として描きました。私自身、怒りという感情がすごく苦手なのですが、「“怒る=怖い”ではなく優しい怒りだってあるんじゃないかな?」と思ったことがキッカケです。

――それぞれ違った個性の2人ですが、どのようなイメージで描きましたか?

たりほ:「真逆の2人を描こう」と思いながらキャラクターは考えました。せつなは自分の価値観と近いイメージで、いかりはとにかく真っ直ぐな明るい子をイメージで練りました。

――せつなの怖い表情、いかりの怒った表情など、2人の喜怒哀楽がとても活き活きと描かれていました。

たりほ:ありがとうございます。「この子ならこんな表情しそうだな」と思う顔と同じ顔を自分してみて鏡を見ながら描いたりしています。

――2人の恋心という曖昧な感情を徐々に理解していく様子が、とても青春らしさを感じました。2人の心理状況の描くうえで意識したポイントはありますか?

たりほ:「微笑ましく2人を見てもらえたらな」ということを意識しながら描きました。また、「こういう家族の元に育ったからこういう価値観を持って育ったんだな」と幼少期から考えて感情に違和感がないように何度も見直しました。

セリフからストーリーを考えることも

――「初恋が私を素直に笑わせてくれたんだ」「両想いは終わりの始まりだから」など、パンチラインがバンバン飛び出し、セリフへの強いこだわりを感じました。

たりほ:セリフからストーリーを考えたりすることもあるくらい、セリフにはこだわっています。ふとした時の言葉にキャラらしさが出ると思っているので。せつなの場合は「両想いは終わりの始まりだから」という言葉を思い浮かんでから、キャラクターのイメージが掴めたと思います。キャラと仲良くなれたら、スッと思いつく感じです。

――ピンク色を作画に取り入れることで、穏やかな雰囲気がより一層際立っていました。ピンク色を使用した狙いを教えてください。

たりほ:SNSのみにあげる予定だったので少しでも目についたらいいなと思いました。ピンクにしたのは恋の幸せを感じやすいかな?と思ったからです。

――最後に今後の目標などをお願いします!

たりほ:今年は仕事の漫画とSNS漫画の毎週投稿の両立を目標にしています。また10年後も漫画を描き続けていられるように頑張ります。

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