『ぼっち・ざ・ろっく!』世界を席巻? 海外アニメのトレンドアワードで史上最多の8冠達成!

Anime Trendingのwebサイトで報じられた『ぼっち・ざ・ろっく!』が2022年のアニメの中で年間最優秀賞を受賞したニュース

 2022年の漫画・アニメ界の話題をさらった『ぼっち・ざ・ろっく!』が、世界を席巻している。海外メディア「Anime Trending」が主催する「9TH TRENDING AWARDS(第9回アニメトレンド大賞)」で、アニメオブザイヤー(年間最優秀賞)を受賞することが決まった。併せて、最優秀脚本賞を筆頭に多数の賞を受賞。史上最多となる8冠達成という快挙を成し遂げた。

 同賞では多くの日本のアニメがノミネートされているが、8冠達成となると、特別な偉業といえる。『ぼっち・ざ・ろっく!』の高い人気はもちろんだが、映像としての完成度の高さが裏付けられた受賞結果といえそうだ。

 脚本を手掛けた吉田恵里香はTwitterを更新し、「アメリカのアニメメディアAnime Trendingが主催するアワードで #ぼっち・ざ・ろっく! 年間最優秀賞はじめ沢山の賞をいただきました。脚本でも脚色賞をいただきました!嬉しい!ありがとうございます」とコメントしている。

 

 なお、ほかの賞では、最優秀演出・絵コンテ賞に川上雄介、瀬尾健、斎藤圭一郎。最優秀サウンドトラック賞に菊谷知樹。最優秀声優賞に後藤ひとり(ぼっちちゃん)役の青山吉能、伊地知虹夏役の鈴代紗弓、山田リョウ役の水野朔、喜多郁代役の長谷川育美。コメディアニメ部門年間最優秀作品賞、音楽アニメ部門年間最優秀作品賞、日常アニメ部門年間最優秀作品賞にそれぞれCloverWorksが決定した。

 ぼっちちゃん役の声優・青山吉能もTwitterを更新。「BEST IN VOICE CAST!?yatta----!!!!!!Fujitasaaaaaaan!!!!!!!!!!! cast minna yorokonderu!!!!!!!!!!!!!! 海を超えてぼざろが愛されていて嬉しいなあ」と喜びの声を寄せている。

 アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、「まんがタイムきららMAX」(芳文社)で連載されている、はまじあきの4コマ漫画が原作。単行本は100万部を突破し、近年の「きらら」関連の単行本でもトップレベルの売れ行きとなって社会現象化している。ギャグ漫画として楽しめるだけでなく、主人公やバンドメンバーの成長物語となっているストーリーの秀逸が感動を呼んでいる。また、ライブシーンや楽器を演奏するシーンの表現も見事で、音楽関係者をも唸らせる音楽漫画としても評価が高い。

 今回の受賞を受けて、TwitterなどSNSでは多くのファンが反応。アニメ2期を期待する声が一層高まりを見せている。

 アニメ終了後もメディアミックスの勢いが衰えない『ぼっち・ざ・ろっく!』は、企業とのコラボのほか、キャラクターのフィギュア化をはじめとするグッズが発売され、ぼっちちゃんらキャラクターが愛用する楽器が爆売れするなど、人気の拡大はとどまるところを知らない。2023年も『ぼっち・ざ・ろっく!』は注目に値する作品であることは間違いないだろう。

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