手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪 一番多く原稿を描いた漫画家はだれ?
答え:2 約15万枚
あくまでもこの数字は推定。枚数を確定できないのには理由がある。手塚は何度も描き直しをする作家として有名で、すでに完結した漫画ですら単行本化の際に描き直し、それが別の出版社で単行本化する際にも描き直しや加筆を行っていた。『火の鳥』などはその代表的な例である。
さらに、戦後間もないころに描かれたこれまで知られていなかった漫画作品が突如、発見されることがある。手塚はもっとも有名な漫画家であるとともに、もっともミステリアスな漫画家でもある。したがって、15万枚よりも少ない可能性もあるし、もしかすると多い可能性もある。
確実には言えないものの、手塚治虫が描いた原稿の枚数は漫画界でもトップと言って差し支えない。作品の質もさることながら、量でも圧倒した手塚は、あらゆる面で漫画界の巨人と呼ぶに相応しいのである。