『東リベ』から『SPY×FAMILY』まで、人気漫画公式が“新年の挨拶” 2023年も漫画好きにとって楽しみな1年に

 2023年を迎え、多くの人気漫画&作家の公式SNSが“新年の挨拶”としてイラストを投稿。大きな盛り上がりを見せている。

 サッカーW杯での日本代表の大活躍もあり、海外のサッカーファンの間でも話題になった人気漫画『ブルーロック』。作画を務めるノ村優介は、「2023年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします!!」というシンプルな挨拶とともに、コースターに描いた袴姿の潔世一のイラストを公開した。日本から世界一のストライカーを輩出する……という「ブルーロック・プロジェクト」はW杯以降、プレミアリーグで大活躍を続ける三苫薫選手を現実世界でのアイコンとして、さらに注目を集めていきそうだ。

 「週刊少年ジャンプ」の看板作品として、2022年も話題を作り続けた『呪術廻戦』。その公式Twitterはオリジナルアイコンのプレゼント企画を重ねており、ネット上でのファンサービスも欠かさない。新年に際してはコミックス11巻第96話より、今年の干支に合わせた「脱“兎”を抱えた虎杖悠仁」のイラストを公開。2023年はアニメの第2期も放送を控えており、緊張感のある展開が続いている連載もさらに盛り上がるだろう。

 アニメ化で大ブレイクを果たした『SPY×FAMILY』。キャッチーなストーリーと愛らしいキャラクターが人気を集めるなかで、作者の遠藤達哉は、アーニャとボンドを描いた愛らしい年賀状を公開した。「ことしもよろろす おねがいするます」という“アーニャ語”も印象的で、好物のピーナッツをモチーフにした着物や鏡餅のようにふっくらとしたボンドも可愛らしい。今年も多くのグッズ展開が見込まれそうだ。

 2022年に大団円を迎えた人気作では、『東京卍リベンジャーズ』の公式Twitterにて、人気キャラクターが勢揃いした景気のいいイラストが公開されいる。物語本編は完結したが、2023年も1月からアニメ第2期「聖夜決戦編」がスタート、単行本最終巻発売と話題が途切れることがない。スピンオフ作品も盛り上がっており、今年もあの手この手で楽しませてくれるだろう。

 同じく昨年、惜しまれつつ最終回を迎えた『ちはやふる』の末次由紀は、「新しい一年がみなさんにとって良い日々でありますように」とのコメントとともに、原画の作画風景を早送りの映像で届けている。正月からこのTwitterでも、競技かるた「第69期名人位・第67期クイーン位決定戦」の熱気を伝えており、2月19日には「ちはやふる小倉山杯」を控える。バスケットボール漫画『SLAM DUNK』もそうであるように、物語が完結した後も競技シーンを盛り上げ続ける作品の力に感動させられる。

 漫画家や作品公式がSNSを運用するようになって久しいなか、こうしてさまざまなタイミングでオリジナルイラストが見られるのはファンにとってうれしいもの。2023年も漫画好きにとっていい一年になりそうだ。

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