葬送のフリーレン、女の園の星、ラストカルテ……今後のアニメ化が期待される漫画といえば?
2022年6月、「少年ジャンプ+」で連載する『【推しの子】』と、同月に最終巻が発売された『チ。ー地球の運動についてー』のアニメ化が発表され大きな話題を呼んだ。
日々多様な漫画作品のアニメ・ドラマ・舞台化が発表されるなか、ファンからメディアミックスが期待される作品は多く存在するだろう。本稿では今後アニメ・ドラマ化されることが期待される作品の一部を紹介したい。
『葬送のフリーレン』
様々な漫画賞にノミネートされ、「マンガ大賞2021」では大賞作品に選ばれた『葬送のフリーレン』。単行本は8巻まで発売されており、累計発行部数は600万部を突破している(2022年6月現在)。
長寿のエルフ族・フリーレンを含む勇者ヒンメル一行は魔王討伐を果たし、50年以上の月日が流れヒンメルは死期を迎える。彼の死をきっかけにフリーレンは仲間を集めながら再び旅をはじめることとなる。
2020年に『週刊少年サンデー』(小学館)で連載が開始された本作。魔王を討伐したあとの世界を旅するといった設定の新鮮さなどにより連載開始直後から注目を集めた作品だ。
過去に「マンガ大賞」の大賞に選ばれた『ブルーピリオド』や『彼方のアストラ』、『BEASTARS』はいずれもアニメ化を果たしている。ゆえに本作もアニメ化する可能性は高いといえるだろう。ちなみに『響~小説家になる方法~』や『海街diary』といった「マンガ大賞」の大賞作品が実写化された例もある。
『女の園の星』
「このマンガがすごい!2021(オンナ編)」をはじめ、『葬送のフリーレン』と共に数多くの漫画賞に選ばれている『女の園の星』。こちらも2022年に『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載が開始されると瞬く間に注目を集め、発売されたコミックスは全2巻でありながら累計発行部数は120万部を突破している(2022年6月現在)。
物語の舞台となるのは成森女子高等学校。2年4組担任・星先生や2年3組担任の小林先生の職員室での様子。そして学級日誌で絵しりとりを繰り広げたり、星先生の観察日記をつけるといった、成森女子高に通う女子生徒たちの何気ない日常が描かれる。
本作の作者・和山やま氏は本作のほかに『夢中さ、きみに。』や『カラオケ行こ!』を発表しているが、『夢中さ、きみに。』は2021年に実写ドラマ化を果たしており、2022年6月には『カラオケ行こ!』の実写ドラマ化も決定された。ふたつの作品と同じくらい、もしくはそれ以上の注目を集める本作が実写ドラマ化、はたまたアニメ化される日もやってくると考えられる。