貴島明日香が語る、グラビア撮影への挑戦と2年間の成長 「今の方が顔つきも大人っぽくなった」
今年4月に朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ)のお天気キャスターを卒業したモデルの貴島明日香が、4月25日に1st写真集『あすかしき。』(小学館)を発売した。2020年6月に『週刊ビックコミックスピリッツ』(小学館/以下『スピリッツ』)にて披露された初グラビアを含めた2年分のカットを収録した本作。彼女自身の成長が見られるほか、中村和孝、田口まき、レスリー・キーといった個性豊かなカメラマン3名による作風の違いにも注目したい一冊だ。
北海道と沖縄の地で見せる伸びやかな表情。クールなライティングで撮影されたモデル・貴島明日香の本領。全128ページに連なる豊かさに、『ZIP!』を卒業し、新たな道へと歩みはじめた彼女のさらなる可能性を感じずにいられなかった。発売からおよそ1ヶ月経った今、彼女の心境を聞いた。(とり)
【インタビューの最後に、貴島明日香さんのサイン入りチェキプレゼント】
3名のカメラマンと
――本作には、最新の撮り下ろしカットのほかに、『スピリッツ』に掲載されたグラビアのアザーカットも収録されているのだとか。貴島:そうなんです。2年前、カメラマンの中村和孝さんに撮り下ろしていただいた初めてのグラビアから、昨年末に写真家のレスリー・キーさんに撮っていただいたグラビアまで。アザーカットに良い写真がたくさん残っているからと、まとめて今回の写真集に収録してもらったんです。
白いお花を持っているカットや、お庭でシャボン玉をしているカットは、まさに2年前のもの。改めて見ると、ちょっと幼い感じがしますよね。この2年の間でお仕事の幅も広がりましたし、成長もあったというか。我ながら、今の方が顔つきも大人っぽくなった気がします。
――2年間を通して、撮影に対する意識の変化もあったのでは?
貴島:ありましたね。モデル業を何年もやらせてもらっているので、いわゆるグラビア系の撮影にはあまり馴染みがなくて。モデルの現場では、服やメイクの見せ方を意識しますけど、写真集でメインになるのは私自身じゃないですか。最初は、その感じにどこか恥ずかしさもありました。
初めてのグラビア撮影は、特に緊張していました。でも、カメラマンの中村さんに「ジャンプしてみて」と言われるがまま何度も飛び跳ねるうちに、緊張で固まっていた体も解れていきましたね。本作にある“お庭でジャンプして笑っているカット”は、まさにそのとき撮っていただいたものです。今となっては懐かしいですね。
中村さんには、沖縄での撮影でもお世話になりました。そのときは、沖縄の開放的な空間にも助けられ、少しずつ自分を見せる撮影にも慣れていたと思います。
――それらのカットと本作の後半に掲載されている北海道でのカットとでは、表情が全然違って見えます。
貴島:後半の北海道がいちばん直近の撮影で、本作のためだけに撮り下ろしていただいたシーンになります。カメラマンは田口まきさん。雪の上に寝転んだり、温泉では一緒になってビショビショに濡れたりと、明るいテンションで撮影を引っ張ってくださいました。女性のカメラマンさんだったこともあり、撮影中の距離感も近めで。リアルに友達と旅行に行った気分でいられたので、沖縄とはまた違ったリラックス感がありましたね。
――貴島さん自身、撮影に慣れてきたことも大きいんじゃないでしょうか。北海道での表情は、いい意味でいちばん身構えていない印象でしたよ。貴島:北海道では、お酒を飲んでいるシーンも撮っていただきましたからね。1日目の撮影が終わった後の夜。お疲れさまの気持ちで楽しく飲んでいたので、完全に素の状態です。普段の活動では、なかなかお見せすることのない姿ですし、ファンの方にも「明日香ちゃん、お酒好きだもんね」と、好評のカットでした(笑)。
――翌日も撮影があるのに飲まれていたとは(笑)。写真集のインタビューをしていると「最終日まで飲食は我慢しました」と聞くことが多いので、ちょっと新鮮です。
貴島:あはは。全然、飲んでいましたね(笑)。このシーンとは別で、焼きガニの美味しい海鮮居酒屋にも連れて行ってもらいました。私、カニが大好きなんですよ。本当に美味しくて、めちゃくちゃお酒が進みましたね。
――お酒、強い方なんですか?
貴島:そうですね。弱くはないと思います。どちらかと言うと、酔うと楽しくなって、ヘラヘラしちゃうタイプなので(笑)。
――普段はどんなお酒を? 定番のおつまみとかも教えてください。
貴島:ビールかハイボールを飲むことが多いです。本作で飲んでいるのもハイボールですね。定番のおつまみは、煮卵やメンマ、カニカマとかかな。調理せず、買ってすぐ食べられるものが好きです。
――渋い! 本当にお酒がお好きなんですね。と、ここで写真集の話に戻りますけど、本作には、ファッションや広告写真で活躍されている写真家・レスリー・キーさんが撮影したカットも収録されていますよね。中村さん、田口さんの写真とは、また雰囲気が違います。
貴島:自分を見せる撮影ではあったものの、感覚的には、レスリーさんのクリエイティブな世界観に飛び込んだって感じでしたね。緊張や恥ずかしさを感じる間もなかったです。中村さん、田口さんに撮ってもらったカットに比べて、レスリーさんに撮ってもらったカットは笑顔も少なめ。カッコいい仕上がりになったので、一冊のなかで幅を楽しんでもらえるとうれしいです。