海外でも人気! “おじいちゃん先生”が15歳インドネシア人の風景画添削 奥行きと迫力を生む魔法のテクニック

 動画共有サービス・YouTubeで漫画やイラスト、そして絵画などの「添削動画」が賑わっている。その中でも、海外人気を獲得し順調にチャンネル登録者数を増やし続けているのが、水彩画家&絵画講師の柴崎春通氏が運営するチャンネル「Watercolor by Shibasaki」だ。チャンネル登録者数は127万人を超える(5月20日確認時)。

 柴崎氏は、1970年に和光大学芸術学科を卒業し、2001年には文化庁派遣在外研究員としてアメリカに留学。「The Art Students League of New York」等で水彩の研究を行っていたキャリアを持つ。決して作品を否定しない、穏やかな口調の講義は、見る者にとっての癒し時間にもなっているようだ。

 5月18日に公開された動画では、15歳のインドネシア人から寄せられた油絵を添削することに。タイトルは「風景」で、海、浜辺、ヤシの木と、まさにインドネシアのリゾート地的な風景が描かれている。

インドネシアの中学生が描いた椰子の木の風景。おじいちゃん先生がお直しするとどうなるか? !

 イラストを受け、柴崎氏は「絵の具の扱い方がとっても良いですね。そして“1番目についたところがヤシの木”というのがメッセージとして伝わってきます」とコメント。その上で「柴崎がこれを直すとしたら、そのヤシの木をもっと大きく描くかな。それと遠くの方に何もないのは寂しいので、この辺にもヤシの木が描かれていたら、関連性もあって良いかと思いますね」と語った。

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