海外でも人気絶大! ミャンマーの風景画が“おじいちゃん先生”柴崎春通氏の添削で劇的変化

 言葉に頼らない、視覚で伝えるエンターテイメントは、世界規模で受けやすい。例えば、TikTokフォロワー日本一のじゅんやは、動きのあるエンターテイメント動画を配信し続けて、人気を獲得し、2021年YouTubeに進出した。すると、ものすごい勢いで視聴者から支持を得て、あっという間に、チャンネル登録者数1000万人を突破。YouTube業界に大きなインパクトを与えた。

 そんな中、日本人が運営するチャンネルで、海外人気を広げつつあるYouTubeチャンネルが存在する。水彩画家&絵画講師の柴崎春通氏が運営するチャンネル「Watercolor by Shibasaki」だ。漫画やイラスト、そして絵画という、かつては展示のほか、書籍や雑誌という紙媒体を主戦場にしていたコンテンツが、現在ではウェブ上で自由に発表できるようになったこともあり、言語を超えたコミュニケーションが取れるモチーフとして、関連する動画が海外からも注目を集めているようだ。

 柴崎氏は、1970年に和光大学芸術学科を卒業し、2001年には文化庁派遣在外研究員としてアメリカに留学。「The Art Students League of New York」等で水彩の研究を行っていたキャリアを持つ。そんな“おじいちゃん先生”こと柴崎氏は視聴者から寄せられた絵画を添削し、その映像をYouTubeで公開している。

 2月9日に公開された「【絵画の添削14】パッと見上手な風景画もプロの画家がお直しすると…? ! 水辺の風景」と題した動画では、20代のミャンマーの方が描いた水彩画が紹介された。ミャンマーの水辺の風景画を添削することとなった柴崎氏は「いかにもローカルなミャンマーの風景が伝わってくる素晴らしい作品ですね。全体的に優れています」とうれしそうに語った。

【絵画の添削14】パッと見上手な風景画もプロの画家がお直しすると…? ! 水辺の風景

 その上で添削を始めた柴崎氏は、絵の中に描かれている家と空の景色、そして水辺の色などを調整していった。一部を描いただけだが、奥行きや、風景の雰囲気が見事に変化。絵を描くことに慣れた上級者だからこそ、見落としがちな構図の基本や色づかいを丁寧に解説し、ステップアップのためのアドバイスを送っている。

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