乃木坂46・与田祐希が「週マガ」グラビアで証明した、揺るがない存在感 

与田祐希が「週マガ」グラビア考察

 乃木坂46の与田祐希が1月5日発売の『週刊少年マガジン』6号(講談社)の表紙&巻頭グラビアに登場した。新年一発目の同誌にて、お正月感溢れる穏やかなグラビアを披露している。その一枚一枚がなぜ魅力的に映るのか、本稿ではその理由を考察したい。

与田祐希の存在感を象徴するグラビアに

 2016年、16歳で乃木坂46の3期生としてデビューし、翌年にリリースされた18thシングル『逃げ水』では、昨年グループを卒業し芸能界を引退した同期の大園桃子とともに、Wセンターを務めた与田祐希。それももはや、過去の話だ。”与田ちゃん”の愛称で親しまれる彼女も、今や乃木坂46を引っ張る存在になった。表紙に見る、澄んだ瞳と凛々しい表情。あまりにも大人びた佇まいに、ときの流れを感じるとともに、その存在の大きさをひしひしと実感した。

 赤いニットに、白いシャツ。おめでたい色合いの衣装に、数日前のお正月を思い出す。小皿に盛られた焼き餅。寒そうな和室を、暖かな天国に変えてしまう偉大なコタツ。今年もまた、年が明けた。無意識のうちに急かされてしまう心。それでも今日だけは、長閑な時間を堪能したい。与田祐希の落ち着きぶりに、引き込まれる安心感。心配事はいろいろあるけれど、気にしすぎたところで、どうにもならないことは、どうにもならないのだ。

 なぜこんなにも、ホッとした気持ちになるのだろうか。大きく足をあげて踊ったり、机の下からひょっこり顔を出してみたり。愛くるしいほどの自由な動きに癒されては、ふつふつと元気もわいてくる。静かな空間に舞う、与田祐希の音と香り。柔らかそうな手のひらは、あの頃と変わらぬまま。けれども存在感は、簡単には揺るがないほど大きく優しい、確かな形になっていると感じられた。

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