「2021年コミックBEST10」白石弓夏編 ヒロインをどれだけ愛せるかが推し作品のキーポイント
こうしてBEST10を並べてみると、学園モノや歳の差、オフィスラブ、ファンタジー、小説原作など、ジャンルはバラバラ。しかし、共通している部分もあった。それは、どの作品もヒロインに対して人としての魅力を感じるかどうかだ。今回筆者があげた作品のヒロインは、たとえ鈍感でも、不器用でも、ごくごく平凡でも、何事にも一生懸命、芯がある、悩み落ち込みながらも自分の心と目の前の問題と向き合う努力をするなど、それぞれの魅力が光っている。推しが愛する相手なわけだ。
ヒロインをどれだけ愛せるかが、筆者にとって推し作品のキーポイントなのだろうと思った。こうして少女漫画のヒロインに注目してみるのもいいかもしれない。2022年もまた、素敵な作品に出合えますように……。