ガラス片で鰹節を削り、氷を包丁で切る! 『美味しんぼ』で披露された料理テクニック
白米
唐山陶人の結婚式で喧嘩になり、「飯と味噌汁の料理対決」をすることになった山岡。雄山はかつて自分のもとで働いていた本村に代行させる。
最高のご飯と味噌汁を作ったつもりの山岡だったが、同席したすべての人が「本村が美味しい」と口をそろえる。納得できず「材料の差」を主張する山岡に対し、雄山は飯の炊き方を見せる。
本村は米を一粒一粒形を見て、揃っていないものは捨てていた。つまり、粒の形を揃えていたのである。山岡は雄山に叱責されると「本村の心がわからなかった」と肩を落とし、好きだった競馬を止めた。このエピソードは「もてなしの心」として、『美味しんぼ』ファンに高い人気を持つ。
作品後、実際に米粒を揃えて飯を炊いてみる人もいたようで、YouTubeでも多数散見される。その結論については味わう人の舌に依存する部分はあるが、食べ比べてみると、やはり米粒を揃えたほうが美味しいと感じる人が多かった。
試してみる価値アリ?
年末年始は家で過ごすことが多くなる時期。『美味しんぼ』の技法を用いた料理を食って味わうのも、面白いかも。