忘れかけた気持ちを思い出す『消えた初恋』 ドラマと合わせて“胸キュン”相乗効果

『消えた初恋』ドラマで“胸キュン”相乗効果

ドラマとマンガの親和性が高い

 ドラマも話題となっている今作。青木と井田の配役がハマっていることもあり、ドラマを見たあとにマンガを読んでみるのもオススメだ。

 特に、井田を演じる目黒蓮がぴったりだ。恋愛に疎くて、朴訥とした雰囲気があるが、ふとした行動がスパダリ(スーパーダーリン)な井田。普通なら「そんなことするのは恥ずかしくてみていられない……」というような赤面シーンでも、目黒蓮だとピタリとハマる。

 青木を演じる道枝駿佑は、にじみ出る人の良さと同時に、自分の恋心に自分自身が振り回されている様子もとてもリアルに演じている。初めての恋愛で舞い上がりちょっとめんどくさいところのある青木に対する共感度が、道枝の演技力によってさらに上がっているように思える。

 気になるのはそれぞれの今後の関係だ。待ちきれず原作でドラマの先を読むか、ドラマのあとに2度目のキュンを楽しむか。どちらにしても、相乗効果でキュン度が上がることは間違いなし。合わせて楽しんでほしい。

■書誌情報
消えた初恋(マーガレットコミックス)
原作:ひねくれ渡
作画:アルコ
出版社:集英社

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