『東京卍リベンジャーズ』松野千冬はなぜ愛されるのか? 動物好きで心優しい人柄に迫る

『東京卍リベンジャーズ』千冬の優しさ

 『東京卍リベンジャーズ』に登場するキャラクター、松野千冬のグッズの充実度がすごい。フィギュアやぬいぐるみはもちろん、アクリルキーホルダー・アクリルスタンド、トートバッグ、タペストリー、アパレル用品……とひと通り揃っており、グッズ売れ筋ランキングでも上位には必ず千冬のグッズがランクインしている。さらに、10月6日発売のアニメ『東京リベンジャーズ』BD&DVD第5巻ではパッケージにも登場。主人公の花垣武道、マイキー、ドラケン、羽宮一虎に次いでの登場で、三ツ谷隆、場地圭介ら東京卍會創設メンバーを抑えての抜擢だ。

 このように、千冬の人気はとどまるところを知らない。千冬といえば、敬愛する場地との関係性の熱さが見る者の心を掴んでいる。アニメでも千冬と場地の関係性がよく分かる、「芭流覇羅」との抗争・「血のハロウィン」編が現在放送中だ。第20話では場地の暴走を必死で止め、「一緒に場地君止めんぞ!」という武道に対して、千冬は「だめだ、俺は場地さんを殴れねえ」と涙を見せたり。第21話では「血のハロウィン」が終盤を迎え、“例のペヤングのくだり”が放送された。千冬と場地の確固たる絆が描かれており、放送終了後にはSNSにも多くの感想とファンアートが溢れていたほどである。

 そして、この流れがあるからだろうか。千冬には「いいヤツ」という印象が強くあり、中学1年生の頃は喧嘩っ早いヤンキーだったことをうっかり忘れてしまう。そんな千冬の「いいヤツ」な部分は、現代でペットショップの経営者になっていることにも表れているのではないだろうか。もともと千冬は黒猫の「ペケJ」を飼っており、大の動物好き。経営するペットショップの名前も「XJ(ペケジェイ)ランド」となっており、愛猫・ペケJへの愛が見て取れる。さらに、ペットショップはもともと場地の将来の夢であった。ペットショップを経営しているのは千冬自身が動物好きという理由のほかに、場地の夢を継いだという可能性もネットで話題になっている。

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