【漫画】もしも自分で夢をコントロールできたら……? Twitterで大反響『明晰夢』で作者が体験した”怖い話”
こだわりは「怪異」に対する「日常」の描写
ーー11〜12ページ目に登場するゾッとするような「赤」の使い方がとても印象的でした。表現の部分で特にこだわった部分について教えて下さい。
文太:「赤」は今回の作品のキーカラーになるので、要所での赤がより映えるようにその他の頁では全体的にシアン系の印象になるようにバランスを取ることを心がけました。
また、これは『明晰夢』に限らず、ホラーを描くときは「怪異」をより際立たせるために「日常」の描写をどれだけ真実味のあるものにできるのかが重要だと考えています。背景や小物、人物の表情や仕草など、リアルな存在感が出せるように試行錯誤しています。
ーー読者にはどんなところに注目してほしいですか?
文太:特定の部分というよりは、全体から醸し出される雰囲気みたいなものを楽しんでいただければいいなと思います。先ほど話した「怪異」に対する「日常」の描写のように意図した通りの効果が出ていればよいのですが......。
ーー文太さんは今後どのような作品を描いていきたいですか?
文太:実際に体験した怖い話や不思議な話はまだまだたくさんあるので、このシリーズは今後も描き続けていきたいと思います。自分で言うのもの何ですが、なかなか面白い話が多いです。
また、SFやファンタジー、日常系など他にも描いてみたいジャンルはたくさんあるので、いつかどこかで形にしたいなと思っています。どんな作品を描いても読者の方が一目見た瞬間に「ああ、あの人ね!」と分かってもらえるような、そういう作品を創っていきたいです。
■文太
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