学園武芸アクション『NERU-武芸道業-』 目標を見つけた少年はどのように強くなるのか
物語はどのように展開していくのか?
さて、気になるのが物語の方向性である。「本格学園武芸アクション」と煽りが入っていることから、若き武芸家たちと手合わせをして強くなっていくのか。ネルの潜在能力は高そうなので、一緒に鍛錬を積む仲間を見つけ、指導者がつけば、ますます力を伸ばしていくだろう。
もうひとつ気になるのが、ネルの祖父の存在だ。ネルがひとりで暮らしていることから、祖父は亡くなったのかと思ったが、どうやら自らの意思で出ていったらしい。帰らないまま3~4年が経っているのだと言う。ネルも祖父を探しに出かけるが、見つかった試しはない。なんなら迷子になり、警察のお世話になって戻ってくるだけで、手がかりはつかめていないよう。
祖父はなぜいなくなったのか。祖父の行方が物語に関わってくることは間違いないだろう。第4話以降を注視したい。
■書誌情報
『NERU-武芸道業-』
著者:比良賀みん也
出版社:集英社
出版社サイト内作品ページ(期間限定試し読みあり)