脱根性、脱スパルタ、脱勝利至上主義……『バレーボール指導の極意』刊行

今バレーボール界で求められるコーチに

 『バレーボール指導の極意』が、2021年4月21日にカンゼンより発売される。

 本書は20年近くバレーボールの取材をしてきたスポーツライターの岩本勝暁が、小学生から高校生まで各カテゴリーで、いまどきの子どもたちに向き合いながら「人として大切に育てながら、技術を向上」させている指導者を取材。その指導論を具体的な練習メニューとともに細かく紐解いていく。

 巻末には、脱体罰、脱勝利至上主義を訴える元日本代表の大山加奈と、サッカー界の育成の伝道師・池上正との特別対談も収録されている。

 練習メニューの一部はQRコードを読み込み動画で確認することができるなど、すぐに実践に結びつけることができる指導者必携の1冊となっている。

■収録内容
・大山加奈(元日本代表)×池上正(「NPO法人I・K・O市原アカデミー」代表)
「目先の勝利より、選手を”認める“指導の実践を」
・星城高校・竹内裕幸総監督
「選手の邪魔をしない」人から指示されるのではなく、選手が自分たちで勝つことを求める
・慶應義塾高校・渡辺大地監督
「自主性、自立、自律」徹底した放任主義で、選手の考える力を養う
・益田清風高校・熊崎雅文監督
「負けの流れを作るミスを減らす」シンプルな技術を伝え、全ての不安を解消して選手を試合に送り出す
・ジェイテクトSTINGSジュニア・宗宮直人監督
「選手を完成させない指導」みんなと一緒のことを頑張るのがベース。「誰からも応援されるチーム」を
・上黒瀬JVC・小林直輝監督
「小さくても戦える」徹底した反復練習が正確なサーブと粘り強いレシーブを生み出す
・東風JVC・楢崎和也監督
「“勝ち”から“価値”を見出す」積極的に声を出してコミュニケーション能力の高い子どもを育てる

『バレーボール指導の極意』
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■著者:岩本勝暁(いわもと・かつあき)プロフィール
2002年からフリーランスのスポーツライターとして活動を開始。バレーボールやサッカー、競泳などのオリンピック競技からセパタクローまで幅広く取材。『月刊バレーボール』(日本文化出版)を中心に、主に雑誌やウェブに寄稿する。夏季五輪は2004年アテネ大会から2016年リオデジャネイロ大会まで4大会を現地で取材。また、『ママさんバレー 基本と戦術』(実業之日本社)、『ビーチバレーボール教本』(日本バレーボール協会)、『ソフトバレーボールの教科書』(日本文芸社)などの実用書のほか、セパタクロープレーヤー寺島武志の生き様を描いたフォトブック『夢を跳ぶ。』(日本写真企画)では執筆を担当する。

■書籍情報
『バレーボール指導の極意』
著者:岩本勝暁
出版社:カンゼン
価格:本体1,700円+税
発売日:2021年4月21日

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