『シティーハンター』海坊主、男性としての魅力とは? 一途でシャイな恋愛観を考察

『シティーハンター』海坊主の魅力とは?

美樹への一途な愛

 傭兵時代の同僚、美樹に求婚されるが、「血なまぐさい世界に引きずり込みたくない」と考え拒否する海坊主。苦し紛れに、美樹が獠に10発のペイント弾のうち1発でも命中させることができたら、結婚すると約束する。

 獠は美樹が超美人であることから、「自分が狙いを全て外したら、一発させろ」と要求。美樹はその要求を飲む。嫉妬する槇村香も美樹に協力するが、獠はかわし続ける。様子が気になって姿を現す海坊主に獠は「本当は好きなんじゃないの?」と声をかけるが「俺は、女は嫌いだ」と素直になれない。

 そして香も海坊主に美樹の要求を受け入れるよう説得するが、「愛するものを守り抜く自信がない」と拒否する。しかし本当は愛しているようで、自宅に戻り思い悩む。面会に来た獠に、両親を亡くした美樹に生き抜くため傭兵としての技術を教えたが、「恋や青春を奪ってしまった」と胸中を告白した。

 2人は香と美樹が陰から見守る中、決闘することに。獠の策略で、両者の持っていた銃の中の弾丸は「当たれば結婚」のペイント弾にすり替えられ、両者にペイントがつく。美樹が賭けに勝つ形となった。

 美樹の求婚に茹でダコになる海坊主は「賭けに負けたから仕方ない」「結婚とまでは行かないがパートナーとして置いてやる」と頬を赤く染めながら話した。その後、紆余曲折を経て海坊主と美樹はめでたく結婚することになる。

魅力に溢れる海坊主

 パートナーへの想いは共通しているが、「モッコリ」で香をヤキモキさせる獠とは対象的に、美樹との純愛を貫いた海坊主。怒らせると怖いが、気は優しくて力持ち。それがサブキャラクターながら、高い人気を持つ海坊主の魅力だろう。

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