『こち亀』秋本麗子は両津に惚れている? 麗子が垣間見せた恋心を検証
両津の優しさに触れて……
舞台に出演する麗子。「ビッグママ」役が風邪で休みになったため、太ったおばさんの役を演じることになった。特殊メイクと衣装で巨漢になった麗子は、ビッグママの格好で外に出る。すると男性の視線が明らかに普段と違うことに気がつく。コーヒーショップの店員も、普段の麗子と比較すると、かなりそっけない態度を取る。
コーヒーを10人分買ったビッグママ麗子は、慣れないこともあり躓いてこぼしてしまう。起き上がれないところに手を貸したのが、非番だった両津。起こしてあげると、「怪我はないか? 新しいコーヒーもらってきてやるよ」と優しく対応する。本田と待ち合わせ中、フラフラ歩くビッグママ麗子を見て、見るに見かねて助けにきたのだという。当然、麗子だとは気がついていない。
替えのコーヒーを待つ間、ビッグママ麗子は「本当は美人のほうがいいんでしょ」と両津を試す。しかし両津は「そりゃ美人のほうがいいけどよ、外見は別として女は愛嬌だと思うよ。男は度胸女は愛嬌って昔からいうだろ。なんたって笑顔が宝だよ」と説く。
その後麗子について「下町生まれだったら、もっと良かった」などと呟く場面も。しかし2人は意気投合し、両津は待ち合わせに来た本田を店の中に待たせて、コーヒーを持って劇場まで送っていった。
後日両津は派出所で中川に「昨日池袋で舞台女優と知り合ったんだよ。外見はマツコデラックス風だけど性格美人なんだよ」と気に入り麗子に「今度連れてきてくれよ」と頼んだ。(185巻)
麗子が両津の対応に言及するシーンはなかったが、外見が醜くなっても性格に惚れてくれた両津を悪く思うはずはない。「結婚したら、きっと上手くいく」そう感じさせる瞬間だった。
今後の結婚もある?
長年苦楽を共にし、良い雰囲気にもなった両津と麗子だが、『週刊少年ジャンプ』連載回では結局結婚することはなかった。しかし、特別連載や復活回でめでたく結ばれる可能性も、ゼロではない。おっさんの両津と超美人で金持ちの麗子の結婚は、まさに逆転ホームラン。今後の展開に期待したい。