SFファンも注目の『小説 BATTLE OF TOKYO』 1年半ぶりのプロジェクト再始動に期待高まる
LDH JAPANが、「HiGH&LOW」シリーズに続く新たな総合エンタテインメント・プロジェクトとして2019年に始動させた「BATTLE OF TOKYO」。その世界を物語化した『小説 BATTLE OF TOKYO』(角川文庫/2月25日発売)が、2月4日の予約開始以降、「Amazon 売れ筋ランキング」本部門、「楽天ブックス週間ランキング」(2月1日〜2月7日)で1位を獲得するなど、大きな注目を集め、早くも発売前重版が決定した。
「BATTLE OF TOKYO」は、遥か未来の巨大都市「超東京」を舞台に、GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZによる「Jr.EXILE」総勢38名が集結し、コラボバトルを繰り広げるというもので、2019年には前代未聞の4チーム総当たりバトルのミュージックビデオやコンピレーションアルバムのリリース、幕張メッセにて4日連続のライブを行うなど、ダイナミックな展開を見せてきた。その後、1年半もの間、新たな動きは見られなかったが、『小説 BATTLE OF TOKYO』発売の報を皮切りに、2月5日発売の雑誌『ダ・ヴィンチ』3月号(KADOKAWA)では「BATTLE OF TOKYO」大特集が組まれるなど、突如としてプロジェクトが再始動した。待ちわびていたファンからは大きな反響があり、『小説 BATTLE OF TOKYO』の予約が殺到したほか、Amazonはじめ大手ECサイトでは発売前の『ダ・ヴィンチ』が売れ切れになる事態となっている。
『ダ・ヴィンチ』の特集では、プロジェクトの企画プロデュースを担当するEXILE HIROがその構想を語っているほか、表紙を飾ったGENERATIONSの数原龍友、片寄涼太、THE RAMAPAGEのRIKU、川村壱馬、吉野北人らのインタビューなどが掲載されている。
中でも注目の記事は、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「交響詩篇エウレカセブン」など、数々の人気SFアニメを世に放ち、同プロジェクトの企画・構成にも携わる佐藤大、「HiGH&LOW」シリーズの脚本を手掛け、同じく企画を担当する平沼紀久、『巴里の侍』で第1回ダ・ヴィンチ文学賞A.S.ゼロワングランプリ大賞を受賞し、『ファイナルファンタジー零式 Change the World』などを手がけ、今回『小説 BATTLE OF TOKYO』を執筆した島総記の3人による鼎談だろう。世界観や設定など、謎の多かった同プロジェクトだけに、新たに始まる「BATTLE OF TOKYO」の物語について語られた鼎談は、ファンにとって待望だったはずだ。
これまでのLDH JAPANのエンタテインメントは、「HiGH&LOW」シリーズも然り、映像的なインパクトに注力したものが多かったが、小説から丁寧に物語を作っていくのは新しい試みとなる。小説の予約開始と合わせて公開されたあらすじには、以下のように記されている。
「大嵐による壊滅から、急速に復興を遂げた大都市「超東京」。高度に進化したネットワークに管理された街で、多くの人が豊かに暮らしていた。だが平和な超東京に、怪盗団MAD JESTERSの噂が流れ始める。そして動き出すROWDY SHOGUN、Astoro9、JIGGY BOYS――特殊な能力を持った若者たちのバトルが、いま幕を開ける! 前代未聞の総合エンタテイメント『BATTLE OF TOKYO』原作小説。」