『インターステラー』『マッドマックス』『ラ・ラ・ランド』の編集技師たちが登場 『映像編集の技法』
映像制作の最前線で活躍する編集技師たちへのインタビュー集『映像編集の技法 傑作を生み出す編集技師たちの仕事術』が、1月21日にフィルムアート社より発売された。
本書は、映画、テレビドラマからドキュメンタリー作品に至るまで、多様な映像ジャンルを手がける編集技師たち50名超に行ったインタビューが収録されている。架空の座談会として構成され、実作での経緯に基づく技術・方法の解説から、編集という仕事の理念に至るまで、今日における映像編集の極意をうかがい知ることができる。
映像編集という仕事に携わる方、それを目指す方に多くの示唆を与える書籍であるばかりでなく、映像制作の知られざる側面への関心を深める1冊となっている。
■本書に登場する主な編集技師たち
カーク・バクスター(『ソーシャル・ネットワーク』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
アラン・エドワード・ベル(『ハンガー・ゲーム』『アメイジング・スパイダーマン』)
メリアン・ブランドン(『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『スーパーエイト』)
デヴィッド・ブレナー(『7月4日に生まれて』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』)
コンラッド・バフ4世(『タイタニック』『ターミネーター2』)
ジュリアン・クラーク(『第9地区』『デッドプール』)
アン・V・コーツ(『アラビアのロレンス』『エレファントマン』)
トム・クロス(『セッション』『ラ・ラ・ランド』)
ポール・クローダー (『DOGTOWN & Z-BOYS』『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK – The Touring Years』)
ケリー・ディクソン(『レザボア・ドッグス』「ブレイキング・バッド」)
グレン・フィカーラ&ジョン・レクア(『ラブ・アゲイン』『アメリカン・リポーター)
ジェフリー・フォード(『裏切り者』『パブリック・エネミーズ』)
エディ・ハミルトン(『キック・アス』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』)
メアリー・ジョー・マーキー(『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)
フレッド・ラスキン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジャンゴ 繋がれざる者』)
マーク・サンガー(『ゼロ・グラビティ』『チャーリーとチョコレート工場』)
ピエトロ・スカリア(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『グラディエーター』)
マーガレット・シクセル(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
リー・スミス(『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』)
アンドリュー・ワイスブラム(『ダージリン急行』『ファンタスティック Mr.FOX』)
シドニー・ウォリンスキー(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「ウォーキング・デッド」)
マーク・ヨシカワ(『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』『ツリー・オブ・ライフ』)
■目次
第1章 プロジェクトの組み立て / 第2章 シーンへのアプローチ / 第3章 ペイシングとリズム / 第4章 構成 / 第5章 ストーリーを伝える / 第6章 パフォーマンス / 第7章 サウンドデザイン / 第8章 音楽 / 第9章 コラボレーション / 第10章 ドキュメンタリー / 第11章 その他のさまざまな知恵
■著者・訳者略歴
【著者】スティーヴ・ハルフィッシュ(Steve Hullfish)
ドキュメンタリー作品の編集でキャリアをスタートさせ、大学在学中にアメリカ映画編集者協会賞にノミネートされる。10年以上にわたって「オプラ・ウィンフリー・ショー」の編集を務め、長編映画『ファーザーズ』『祈りのちから』『チャンピオン Champion』、ドキュメンタリー映画『クリントン・インク Clinton Inc.』に共同編集技師として携わる。編集および色彩補正について5冊の著作がある。
【訳者】
佐藤弥生(さとう・やよい)
東京都生まれ。幼少期を返還前の香港で暮らす。商社などの勤務を経て、国内メーカー、在日米海軍などで20年以上技術翻訳に携わる。訳書に『スター・ウォーズ スーパーグラフィック』『アメコミ・ヒーロー スーパーグラフィック』(フィルムアート社/共訳)など。
茂木靖枝(もぎ・やすえ)
ロンドンで英語とコンピューターを学ぶ。金融系システム会社などの勤務を経て、現在は翻訳業と会社員を兼務。訳書に『アテンション』(飛鳥新社/共訳)、『スター・ウォーズ スーパーグラフィック』『アメコミ・ヒーロー スーパーグラフィック』(フィルムアート社/共訳)など。
■書籍概要
『映像編集の技法 傑作を生み出す編集技師たちの仕事術』
著者 :スティーヴ・ハルフィッシュ
訳者 :佐藤弥生、茂木靖枝
発行元:株式会社フィルムアート社
発売日:2021年1月21日
定価 :3,200円+税
詳細ウェブサイト:http://filmart.co.jp/books/film_tech/art-of-the-cut/