松井咲子が明かす、”妄想全開”の写真集に込めた想い 「妄想はベタなシチュエーションが好き」
タレント・ピアニストの松井咲子が1月18日に1st写真集『咲子』を発売する。AKB48時代に写真集を出すことはなかった彼女だが、卒業から約5年の月日を経て、20代最後の姿を収めた記念すべき写真集を作り上げている。
大好きな妄想をテーマに、今までに見せたことのないようなセクシーなランジェリー姿を披露。その大人っぽさに「これがあの咲子さん!?」と驚くとともに、30歳を目前に控えた彼女にきっと惚れ直すことだろう。自身で考えたという妄想文に感情移入しつつ、写真を見ながら自由な妄想を繰り広げることもできる写真集となっているため、1カットごとにどっぷり浸ることができるのも面白い。
インタビューを始めると、ボイスレコーダーに向かって「松井咲子です! お願いしまーす」と明るく自己紹介をしてくれた。「恥ずかしい〜!」と照れ笑いしながら写真集や妄想について語る明るい姿とは裏腹に、手元にある写真集に写る松井咲子は別人のように大胆な表情を見せていた。松井咲子のギャップにときめく記念すべき1st写真集。インタビューも合わせて、彼女の可愛さや面白さに癒されてほしい。(とり)
予想にもしていなかった20代最後の1st写真集
――20代最後にして初の写真集。どのような経緯で制作が決まったんですか?
松井:今まで写真集を出したことがなかったんですけど、30歳を迎える前に初めて写真集のお話をいただけたので、「ぜひ、お願いします!」という気持ちでやりました。写真集を出せる日が来るなんて、全く想像していなかったので、「いつか出せたらいいな」とも、「もう出すことはないだろうな」とも思っていなくて。それくらい私にとっては夢のようなサプライズでした。
――そうだったんですね。AKB48時代も写真集を出したいとは考えていなかったんですか?松井:今と同じく、想像することすらなかったです。グラビアを多くやっていたわけではなかったですし、グラビア要員ではなかったので。実際に写真集の情報解禁前に「今日お知らせがあります」と告知したら、8〜9割「結婚!?」みたいなコメントしか来ませんでした。ファンの方も写真集を出すとは想像していなかったみたいなので、いい意味で期待を裏切ることができました。
――お話をいただいたときは喜びよりも驚きの方が大きかったんですね。
松井:もちろん楽しみな気持ちもあったんですけど「嘘? ドッキリか?」とも思いましたし、「大丈夫なのかな?」と不安もありました。でも、どんどんお話が進んでいくにつれて「早く見てほしい!」という気持ちになっていきました。
――SNSやブログでも「見てほしい」という思いが伝わる宣伝をされている印象がありました。
松井:えっ、恥ずかしい……!
――すみません(笑)。でも、それほど力を込めているんだなと感じたんです。
松井:写真集自体初めてですし、いい意味でギャップを出したくて。きっとファンの方は、綺麗めなワンピースを着てピアノと一緒に写る私のイメージが強いと思いますが、今回の写真集では今までに見たことのない私の姿を見てもらえると思います。
――特にこだわったポイントはありますか?
松井:やっぱり今まで着てこなかった衣装にチャレンジしたことですかね。10代の頃の私からは想像できないようなランジェリーにも挑戦しているので。ファンの方もビックリすると思いますし、反応がとても気になります。
――水着や下着での撮影は久々だったと思います。何か準備はされたんでしょうか。
松井:それが前日の夜までちゃんとご飯を食べちゃって(笑)。写真集に向けて、みなさん体を絞ったり、炭水化物を抜いたりしていると思うんですけど、私はちゃんとしゃぶしゃぶを食べました。「お湯通すから油がないのと同じだし、大丈夫! カロリーゼロ!」と言い聞かせて、ちゃんとお腹いっぱい食べて撮影に挑んじゃいました(笑)。
――撮影の前日はしゃぶしゃぶを(笑)。実際に撮影してみてどうでしたか?
松井:撮る前は「大丈夫かな?」と不安だったんですけど、いざ撮影が進むとどんどん楽しくなっちゃって。着たいもの、撮りたいもの、載せたいものを、やりたいだけ自由にやらせていただきました。
――AKB48時代のグラビアと比べても、大人っぽい衣装が多い気がします。30代を目前に、何か変化があったんですかね?
松井:20代最後というのもありましたし、人生で最初の、もしかしたら最後になるかもしれない写真集なので、やりたいことをやってしまおうという気持ちはありました。最初に細かく衣装やシチュエーションを決めたわけではなくて、撮影していくうちにだんだん楽しくなって、衣装も大胆になってしまったという感じですね(笑)。作りながら完成していった感じなので、こんなにイメージとギャップのある仕上がりになるとは思っていなかったです。
――だんだん開放的な気分になっていったんですかね。
松井:そうかもしれないです。恥ずかしいな〜(笑)
――お気に入りの衣装はありますか?
松井:表紙にも使われているラベンダーカラーのランジェリーが可愛くてお気に入りです。紫色が好きで、前ページで着ているラベンダーカラーのドレスの下に下着を着ているんですよ。脱いだ瞬間のカットもあるので、流れを楽しんでもらえると思います。
――カラー的にドレスとセットになってて可愛いです。20代最後に素敵な姿を残すことができましたね。
松井:いつでも今が一番若いので(笑)。12月10日で30歳になったんですけど、20代から30代になった実感はまだありません。でもやっぱり20代最後というのは節目ですし、いいきっかけだったと思います!