『BLEACH』一護とルキアの関係性を考察 2人の関係は仲間? 友人? それとも……
2人が恋仲になることはない
尸魂界での戦いを経て、ルキアと一護の仲はより強固なものになったように見える。揺るがない絆で結ばれているような――、互いの考えていることが分かってしまうようなそんな関係だ。2人の関係には、一護に片想いをしている織姫が嫉妬してしまっても当然だ。
「ただの仲間じゃないよ。黒崎くんにとって朽木さんは大切な人」
「朽木さんは黒崎くんの世界を変えた人だから」
ルキアは一護が本来持つ力を引き出すきっかけを生み出し、成長の機会を与えた。そして戦いのときは並んで戦った。ただ、最終的に一護が選んだのは織姫だった。そして、ルキアが選んだのは恋次だった。
生きて元気にやっていればいい。でも、ピンチのときには助けに行く。相手がどこにいたとしても。それが恋よりもずっと強固で、永遠に途切れることのない2人の関係だ。
(文=ふくだりょうこ(@pukuryo))
■書籍情報
『BLEACH』(ジャンプ・コミックス)74巻完結
著者:久保帯人
出版社:株式会社 集英社
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