アボカド×丼で世界中の料理が楽しめる! 万能メニュー「アボカ丼」を作ってみた

万能果実・アボカドを丼ぶりに

パート3・ひと手間かけたごちそう丼

 最後の章には、揚げの工程などが取り入れられ、ちょっとの手間がかかる分、見た目にも豪華なメニューが揃う。

チキンと野菜のアボカドスープカレー

 私の中のスープカレーは、レストランで食べるものと相場が決まっていた。スープカレーには手間暇かかるイメージを抱いていたからだ。例え家で作るとしても、市販のスープカレーの素を利用するのが関の山だった。

 ところが、本書のレシピを読んでびっくり、拍子抜けするほど身近で少ない材料で作れてしまうのだ。まさか、こんなに簡単にイチからスープカレーが作れるとは。

 素揚げしたアボカドは目にも舌にもエッジが効いた鮮やかさを放つ。スープカレーの人気者・チキンの横で、こんがり焼けたアボカドがカッコよく映える。

 『アボカ丼』片手にキッチンに立ったこの1週間、どのレシピもシンプルなのに新しい発見を与えてくれ、この手があったか!と笑顔で唸ることしきりだった。普段の食卓に取り入れるだけでヘルシーな献立が叶い、料理の幅も広がる『アボカ丼』。アボカド好きにはきっと、長く愛される一冊となるだろう。

■大信トモコ
元Supersnazz、現在はTweezersとRock Juiceで活躍中の歌うベーシスト。趣味は映画と音楽鑑賞、料理本集め。Twitter

■書籍情報
『アボカ丼』
緑川鮎香 著
価格:本体1200円+税
出版社:大泉書店
公式サイト

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